【様子見てました…。】

こんばんは、溝田接骨院・いんちょーです。

え~、今日は寒いですね。日々寒くなっていくんでしょうね…。
朝布団から出るのが…。

さて。
よくあることなんですが…。

患者さん、怪我をして来院されます。さて、治療を開始。
治療後は、外傷なんかはすぐには治りませんから、当然「通院してくださいね」とお伝えします。

しか~し。

「ちょっと良くなる」と「あとは、様子見ていれば治るよな」と思って、通院を止めてしまう方がいらっしゃいます。
多分、医療関係者は皆、感じたことがあると思います。
そーそーそー!」って(笑)

で、また同じ生活等を繰り返しますから、当然痛みが再発する恐れがあります。
というか確率高いです。
でも、通院するということを止めたので、そのまま様子を見たりします。
そもそも痛めた土台があるところを、さらに使う事によって悪化させますから、益々…。

そして、様子を見ているうちに症状が増してしまい、やはりダメだ~となって再度来院。
その時にはもう、前回治療した時よりも悪化していることが多く、また再度痛めたような場合だと、治るまでの期間が前回想定したよりも長くなることが多いです。
っていうか殆ど長引いてしまいます…。

例えば、最初に痛めた時に、およそ3週間位でよくなりますよ、とします。
で、1週間ほどすると痛みは軽減し始めたりするのが身体の決まり(みたいなもの)なので、「あ、ちょっと良くなったし、行くのも面倒だし、様子見ようっと」となったとします。

で、再度痛めます

さて、次回来院した時に、前回3週間と言われて1週間で楽になった(治ってはいないんですけどね。ここ勘違いポイント)ので、今回もちょっとやったら楽になるよね、と考えちゃったりします。
でも、先程書いたように、そういう訳にはいきません。
もっと掛かります。そりゃもー、間違いなく。
先回と同じところを同じように痛みを感じているので、同じようなパターンと思ってしまいがちなんですが、そうはいきません。

前回はあの期間で楽になったのに、なんで今回はこんなに掛かるんですか?なんて言われたりします。
身体にも改善する能力(例えば自然治癒力とか)がありますが、ずーっと同じ能力で改善し続けられる訳ではありません
時間と共に、その能力は低下していきます。いわゆる「落ち着いちゃう」っていう感じですね。
ですから、同じところをまた痛めてしまうと、そもそもの痛みから考えると、相当時間が経ってしまってるので、初回と同じような改善能力は期待出来ないんです。

治療者側は、皆さんそれを知っています。ですから、通院してくださいね、とお伝えします。
最初のうちにきちんと通院して「治るまで」治療を続けた方がいいのです。
楽になるとか、ちょっと良くなる、ではないのです
ちょっと良くなった時点では、あくまで「ちょっと」ですから、まだまだ痛かったり、まだ症状が残ってることになります。

当然これを繰り返せば、治りにくくなりますし、よく言われる「癖になる」のような事態にもなります。
こういう症例の場合、「癖になる」のではなく「癖にしてしまう」のです。

治せる痛みなら、きちんと最後まで治しませんか?
ちょっと良くなる、は「治った」ではないですよ!

それでは!