【こむら返り その2】

おはようございます、溝田接骨院・いんちょーです。

今日は、昨日の続きである「こむら返り」のお話です。
いわば、対処法編という感じですかね。

では、早速いってみましょう。

①「冷やさない」について。
寝る前にお風呂に入って…は、もちろん有効。
でも、その「温まり」が3~5時まで持つか?っていう問題。

…持ちません。

「血液・血管」は、熱を運んでくれる大事な器官。
足元・ふくらはぎは日常生活で「第二の心臓」を言われるほど、ポンプとして血流を流してくれる、大事な組織。
それが就寝中はあまり動かない訳ですから、身体どころか、ふくらはぎそのものも相当冷えます
しかも心臓から遠い。どうしても血流が落ちて冷えやすい。
なので、冷やさない工夫が必要です。
そういう意味で、どちらかというと「温めよう!」というより「冷えないよう!」が大事ですね。

で、その冷えやすいふくらはぎを冷えにくくする手段の1つでもあるのが…。

②筋肉を柔らかくしておく。
筋肉は、柔らかいと「収縮」が出来ます。その繰り返しでポンプとして働き、血流を巡らせるんです。
ですので、硬いままだと、そりゃもう流れない流れない。
…いや、流れるけど、流れ悪い。よく「血流が悪い」なんて言いますでしょ?

しかも、夜のふくらはぎは一日の疲労が溜まってたりします。疲労すると筋肉は硬くなるんですね。

もうここまでで、「あ、これで朝方迎えたら、攣る条件揃っちゃうじゃん」な状態。

そこで、寝る前に柔らかくして一日の溜まった「硬さ」を出来るだけ少なくし、リセットさせておく必要があるんです。

当院では、患者さんにお薦めしてるものが2つ
1つは、リリース。当院でも治療に取り入れている「筋膜リリース」です。
それをセルフケアとしてやって頂こうっていうことです。

まず、長坐位(足を前に伸ばして床に座る)になります。
ふくらはぎの下に直径5~10センチくらいの筒状のものを当てて、ただふくらはぎで転がすだけ。それを数分コロコロ。
あら、簡単。
ストレッチポールやフォームローラーなんてのを持ってる方はそれを使いましょう。
(っていうか、持ってる人は大体既にやってたりしますが)

無くても大丈夫。
茶筒なんかでもいいですね。あとは、埃や髪の毛を綺麗にする「コロコロ」。あの粘着テープのヤツです。
あれでコロコロしてもいいですね。

注意点としては、「ふくらはぎを押しつけるようにして転がさない!」。
筒に載せて、ただ転がすだけでいいです。ゴリゴリしたくなる人もいるやもしれませんが、それはNO!。
「フンフンフ~ン♪」なんて言いながらやる程度でいいかもしれません。

もう1つは、ストレッチ。
ちょっとした段差(5~8センチくらい)に足の前側(前足部)を掛けて立つだけ。
あ、踵は床につけたまま、前足部だけが「上がる」形です。
1分半~3分もあれば十分。最低30秒は欲しいところ。

注意点としては、「痛くない程度」。これ絶対。
ちょっと張り感を感じるかな?とか、痛みを感じる「ギリギリ!」くらいのストレッチ感が大事。
強すぎは絶対ダメです。これまたNo!
あと、「足裏は硬いもので」。
外なら靴だからいいんですが、家の中ではスリッパなんかを履いて行いましょう。
素足や靴下だけだと、段差に掛けた途端に足裏が「ぐにゃり」と曲がり、ふくらはぎが伸びません。

でも「攣ってしまった!」と言う場合。
眠いでしょうが、「起きてください」。
で、スクッ!と立ち上がります。3分位立ち続けてください。
これで、とりあえず緩和出来ます。

でも「攣ってしまった!」。
さらに「痛い!」となった場合(歩くと痛い、とか)。

「筋挫傷」という、筋肉の炎症が起きてる可能性が非常に高いです。
そんな場合は、無理に伸ばしたり揉んだりせず、当院へいらしてください。
炎症症状なので、それを抑えて改善させる処置が必要な場合があります。

しばらく寒い時期が続きます。寒いだけで日中の筋肉からしてもう硬くなりやすいです。
「こむら返り」には要注意!

それでは!