こんにちは、溝田接骨院・院長です。
よく「古傷が痛む」とか「昔痛めたから」なんて聞きますよね。
かといって、ずっと痛かったか?というとそうでもない。
時々、思い出したかのように痛みを感じることがある…ということが多いと思います。
なぜこんなことが起きるのでしょう?
今日は、そんなお話です。
その1:「痛み」と「キズの修復」は一緒じゃない
まずは、「痛みが取れた=治った」ではない、ということです。
「傷があるから痛い」というのは、まぁ分かりますよね。
ではその逆は?となると、そうではない。
じつは傷の修復が終わる前に、痛みは落ち着いてしまうんです。
例えば捻挫をした場合。
捻られると痛いわけですが、しばらくするとある程度動かせるようになります。
この時点で、痛めた患部を直接「押す」と、大抵痛みます。
これはある程度傷が修復され、多少の動きには耐えられるようになったことで「動きによる痛み」が落ち着いただけの話です。
しかし、その後も傷は皮膚の下で少しずつ修復を続けているため、直接押すと痛むのです。
その2:傷には治る期間がある
上で書いたように、傷が治る前に「痛み」は落ち着いてしまうのです。
ざっくりいうと、痛みが落ち着くレベルになるには、おおよそ2~3週間と言われています。
しかし損傷部分が修復を終えるには、1か月以上掛かると考えられています。
(程度により多少誤差はありますが)
先ほど書いた傷の修復が終わる前に、痛みが落ち着いてしまうというのは、こういうギャップから起きるのです。
ですから、痛みが取れた!という時点で、治療をやめてしまったり、普通の運動などを始めてしまうと、まだ傷は残っていますから、なかなかその先の修復が進まなくなってしまうんです。
その3:傷が治りやすい環境があるか?
傷口は、動いていればなかなかふさがることが出来ません。
切り傷を想像してみてください。
そのままにしておけば、ちゃんとふさがって「かさぶた」が出来上がります。
しかし、その傷をずっといじくっていたら、いつまでたっても傷がふさがらないのは、想像に難くないですよね。
つまり、速やかに損傷した部分を修復させるためには、実際に治す「身体(細胞)」が働きやすい環境がなければいけないのです。
それを実現するのが「固定」です。
固定によって患部を安静にすることで、身体は傷の修復がスムーズに行えるわけです。
ですから、患部が容易に動く固定では、あまり意味がないということ。
しっかり止めるべき期間中は、固定をきちんとしなければいけません。
しかも、先に書いたように、身体が4週間程度で修復作業を終えてしまったとしても、傷がまだふさがっていなかったら???
当然、傷が残りますよね。
これが「古傷」です。
まとめ
ここまでのことを踏まえると、なぜ「古傷が痛む」なんてことが起きるか、お分かりですね?
工事現場を考えてみてください。
グラグラな状態じゃ工事は進みませんし、「契約期間は1か月だから」といって完成してないのに職人さんがいなくなったら、その工事はどうなるでしょう?
考えるまでもないですよね。
骨折じゃないから=捻挫程度だから、といってシップ貼っておいた…とか、痛みが取れたから治ったんだ!ではダメなのです。
特に、捻挫だと「大したことない」と思われがちですが、個人的には後々の事を考えると、骨折より厄介だと考えます。
少しの痛みや傷であっても、皮膚の下ではちゃんと(?)損傷を起こしているのだから、しっかりと最後まで治療をしなければいけないのです。
当院では、そのときの痛みだけではなく、将来も見据えた視点で外傷治療に当たっています。
痛みやケガでお困りの方は、スグにご連絡ください!
傷は、様子など見ないで速やかに治療に取り掛かった方が、絶対にいいですから。
また、古傷の痛みが残っている方も、諦めないでください。
動きの「段取り」を整えれば、改善する可能性もありますから!
それでは!
★ご来院の際は、可能な限りマスクの着用をお願いいたします
★急患などはこの限りではございません
★ご予約は、お電話(042-725-2948)・LINE公式アカウントより承っております
★当院では新型コロナ感染対策として
・手指や各所の消毒
・換気
・必要に応じてフェイスシールド
・必要に応じて体温測定
・ソーシャルディスタンスの維持
・患者さまの「重なり」を極力避ける 等々
といった対応をさせていただいております。
今後も必要なことがあれば、都度可能な限り対処してまいります。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします
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溝 田 接 骨 院
院 長 溝 田 博 之
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