【背中が曲がってる その2】

こんにちは、溝田接骨院・いんちょーです。

さて、昨日の続きを書いていきましょう。

世に言われる姿勢ですが。

真っ直ぐがいい姿勢、と言われますよね。
むしろ、姿勢よく!なんていうと、胸を張って反り腰になったり。
(あ、これはこれで、色々弊害がありますけどもね)

基本的に、真っ直ぐがいい姿勢というのは「平均値」であることが多いです。
解剖の絵とか。そのほとんどというか、基準は青壮年と言われる世代の人たち。

加齢で曲がってきてる人を、その人たちに合わせて、何の意味があるの?ってわたくしは考えます。
じゃぁ、逆にハイハイしてる赤ちゃんに「姿勢が悪い!」なんて人、います?
いないですよね?(いたら、鬼ですね、えぇ)
適材適所なんて言葉もありますが、その人その人に合った「姿勢」が必ずあります。
年相応」というものがあるので、その基準で考えましょう。

勿論、それでも「まっすぐがいいんだいっ!」という人は、頑張って真っ直ぐを目指しましょう!

曲がっていてもいいから、辛くない・痛くない人生を歩みたい!という方であれば、もしかしたら、少しのお手伝いが出来るかもしれません。

そのヒントは。
前回書いた「農家のおばあちゃん」。

すんごく曲がってるのに、シレッと農作業してる方、いますよね。
あれだけ曲がってても、作業できるということは、痛くなく動けてるはず
つまり、背中が丸くなってるのは、その人にとって「その方が生きやすいから」
生活・仕事がしやすいからこそ、それに適応した身体を、長年かけて作ってきた(例えば変形すること)ということなんです。
だから、この農作業のおばあさんに、「ほらほら、背中曲がってるから、伸ばしなさい!」といって、果たしておばあさんは楽ですか???
しんどいですよね?
むしろ、そのおばあさんは「曲がってても痛くない」訳ですよね。
そういう方に、背筋伸ばせって、いる???という。

先程書いたように、その人の人生の「反映」されたものが「その人の姿勢」という事もあるんです。
ですので、一概に「真っ直ぐ」が「いい姿勢ではない」んです。

そのおばあさんの姿勢は、そのおばあさんのもの。誰のものでもないです。
だから、他者が「伸ばしなさい」といっても、その人の背中でもないし、伸ばしたことでおばあさんはしんどい。

それ、一体だれが得するの?

なのです。

意外と、自分で「わたし、背中曲がってるわぁ~」って気付かないんです。
ほとんど「気付かされる」んです。

窓ガラスに映った自分の姿を見て、とか。
誰かに「曲がってるわよ」と指摘されたり、とか。
どれも、「自分以外」なんですよ。うん。

自分の身体が自分に合った姿勢や形を作っているにも拘らず、「他」がその人に気付かせてしまう
でも、その人はそれまで気付かなかったってことは、姿勢によって特別痛みも悪さもない姿だったはずですよね?

「他」に気付かされて、それに合わせようとしちゃう。
むしろ、「他」の方が良かれと思って「曲がってるから、伸ばした方がいいわよ」と言ってくださったり。
でも、その人の姿勢じゃない。
基本、痛みや障害がないなら、合わせなくてもいいと思います。わたくしは。
わたくし自身は、形がどうこうより「痛くなく、楽に生活出来る」方が大切だと思っています。
どっちが人生にとって豊か、か?

さっき書いたように、「曲がってても痛くない」なんてい~っぱいあります。いらっしゃいます。
つまり、「曲がってるから、悪い・痛い」と一概には言えないんです。
じゃぁ、曲がってて痛かったらどうすんの?

曲がってる「以外」の要素で痛みの原因を探ります。だって、曲がってても痛くない人、いるんですよ?
それ以外に目を向けてみることも、時には必要かもしれません。

当院でも、ちょっとのことでそういう痛みが軽減すること、よくあります。
もちろん、それがすべてではないですが、軽減する「可能性」はあります、はい。

楽な人生を送りたいという方。出来なくてお悩みの方。
とりあえずいらしてみてください。
何か良くなる方法は無いか?一緒に探しませんか?

あ!!!
大事な事を忘れてました!

明日2月8日ですが、午前診療となり、午後は休診とさせていただきます。
ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願い致します!

それでは!