【不調なエンジンとペーパードライバー】

よもやま

こんばんは、溝田接骨院・院長です。

一昨日・昨日とお休みをいただき、ご迷惑をお掛けいたしました。
急なお願いにもかかわらず、時間変更に応じてくださった皆さまには、改めて御礼申し上げます。

さて。

患者さまとお話をしていると感じるのが、治りがよい方と、なかなか治らない方の存在。

その違いが、その方の「治療」に対する意識が、明確に「改善」に影響するということを、しばしば感じます。
今日は、そういう視点で治療を受けるとはどういうことか?を書いてみましょう。

治る人と治らない人

同じような痛みなのに、治る人治りにくい人がいます。

あるいは、Aさんは「○○先生はよく治してくれる」というと、Bさんは「え~、わたしはあんまり変わらなかったわ」なんて会話があったりもします。

そういった違いが出る要因はいくつかあるのですが、その中でも大きな理由になりえる差が「意識」です。

…意識で治り方が変わる?んなアホな!

不調なエンジン

Wさんの車がここにあります。
久しぶりに、箱根にドライブしたい!と思いました。

その車、そこそこの年式で古さがある、でも深みのあるいい車です。
しかし長年乗っていることもあり、エンジンが不調を来たしてきました。

エンジンがスタートしにくくなってきているのです。

そこで自動車整備士が修理します。
すると、ブルルル~ン!

Wさん「お!エンジン掛かった!やったー!」

しかし、しばらくすると止まってしまいました。

あらあら。

そうなんです。
しばらく動いてなかったので、まだ小慣れてない状態

持続的にエンジンを回し進むためには、アクセルを踏まなければいけません。
でもその「運転」をするのは、自動車整備士ではなく、Wさんがしなければいけませんよね。

ペーパードライバー

しかし、ここでも問題が。
実はWさん、ペーパードライバーだったのです!

ちょっと運転にクセがあり、しばらく運転してなかったため、ちょっと危なっかしい。
なので、Wさん自身も「正しい運転技術」を覚えなおさなければいけません

自分ではなかなか治せないのが「クセ」

なので、指導員の方が「正しい運転技術」をお伝えします。

でも人間、一度教われば出来ちゃう!って訳にはいかないので、そのための訓練が必要ですよね。
そして、正しい運転が出来るように慣らしていく。

調子のいいエンジンとうまいドライバー

つまり、調子のいいエンジンと、それを動かすうまいドライバーがいないと、車は走らないのです。
さてここで「治すこと」に当てはめてみましょう。

治すとは?

・不調なエンジン=あなたの調子の悪いところ
・自動車整備士=治療家
・Wさん=あなた
・指導員=治療家

まとめるとこんな感じ。

つまり、エンジンを修理する=調子の悪いところを整える、としたところで、それを動かすWさん=あなたがアクセルを踏まないと、またエンジンはダメになってしまうのです。

またアクセルの踏み方や運転がおかしい=その部分の動かし方がおかしい、であれば、事故を起こすかもしれない=けがをするかもしれない、ということなのです。

だから、治しても動かさなければ、治す意味がないのです。
だから、正しく使えなければ、治す意味がないのです。

治すのは協力があってこそ

結局のところ、整備士や指導員がいても、Wさんがエンジンを治そう!ちゃんと運転できるようになろう!としなければ、いずれにしろエンジンはダメになってしまうということ。

治療も同じですね。

治療家と患者さまの協力があってこそ、身体は痛みなく使えるようになるのです。

どちらかだけが頑張っても、どちらかが欠けても、「ドライブ」は叶わないのです。

まとめ

なかなか治らないという原因の一つに「意識」と冒頭に書きました。

まずは「治そう」と思うこと(修理に出す)。
そして「自分も努力しよう」ということ(正しい運転技術を覚える)。

このいずれかが欠けてることで、なかなか治らないことが多いなぁと感じることがしばしばなのです。

・様子見てみよう…として、どんどん悪化してから治療する。

・治療しても、そこで終わってしまい、そこから何もない。
(膝の痛みで考えると分かり易いかもしれません。痛くて歩けないから治療するのに、よくなったらなったで歩かない、みたいな)

ですので、治療は「おまかせ」ではなく、ご自身でもその「いい状態」を維持することも必要なんです。

それが言ってみれば、たとえばセルフケアだったりします。

でも、どこかでやはりおかしくなるかもしれません。

そんな時には「メンテナンス」という形で、スポット的に治療をして「維持」すればいいのです。

自動車の例えでいえば「車検」ですよね。

ぜひ、そんな「意識」で治療に取り組んでみてください。

きっと今までとは違う「変化」が出てくると思います。
一緒に二人三脚でがんばりましょう!

当院もそんなあなたを、一歩前へ前進できるようサポートいたします!

それでは!

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    溝 田 接 骨 院
   院長 溝田 博之
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