【痛みと傷の関係】

こんにちは、溝田接骨院・いんちょーです。

当院では、よく患者さんにご説明することがあります。

それは

「痛みが落ち着いても、治ったわけではないからね」

ということ。

つまり「痛みは早めに引くけれど、傷はもっとかかるよ」という意味。

これを今日はわかりやすく書いてみたいと思います。

 

たとえば、切り傷。

やっちまったぁぁぁ!

切った瞬間は痛いです。

で、出血も止まり、少しするとその痛みは減りはじめるけれど、さわると痛い

さらに、もっと時間が経つと、さわっても痛くなくなる

 

しかし、ここです!

そのころは、まだ傷は治っていないことがほとんどなんです。

傷の視点から見てみると、切り傷が止血してとりあえず塞がる。

でも完全に閉じてるわけではないから、さわると痛かったり。

かさぶたが出来てるころって、痛み、消えてませんか?

でも、かさぶたという「傷の残り」はまだ存在してます

そう。傷は治りきってないんです。

それが証拠に、かさぶたを取ると血が出たりした経験はありませんか?

でもその時って、元々あった痛み自体は感じてないはずです。

さわっても痛くありませんよね。

あるとしても「痒み」だと思います。

 

「痛み」は「感覚」です。

あくまで「感覚」という信号

 

でも、「傷」は物理的な損傷なのです。

がらがらがっしゃーん

 

形をともなうのです。ですから「修復」が必要なんですね。

修復する期間は、痛みという「感覚」が落ち着くよりも、もっともっと長いものです。

だから「痛みがとれたからって治ったのではない」ということ。

 

きちんと「傷まで治る」ところまで、治療はしましょう。

さもないとほとんどの場合、傷が残り「後々まで響く」ことになります。

(よく足首を捻挫すると「クセになる」とか聞いた事ありませんか?)

意外に、これが厄介なんです。

 

あとからしっかり治したい!と思っても「手おくれ」になることもしばしばです。

きちんと!治せるときに!しっかり!治しましょう。

少しでも皆さんが、治療に対して「しっかり取り組む」という切っ掛けになればと思います。

それでは!

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     溝 田 接 骨 院
      院 長 溝 田 博 之

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