【「見えない」骨折】

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こんにちは、溝田接骨院・院長です。

今日は接骨院”らしい”投稿でいきましょう。
骨折の一例です。
「不顕性骨折」とよばれる、「見えない骨折」の例です。

原因と症状

コチラの患者さまのKさん(70代女性)。

庭で草取りをしていた際に躓き転倒、後手で地面に手を衝いてしまいました。
手首を動かすと痛い…といった症状。
すぐに当院へいらっしゃいました。

診たところ、少し腫れがあり、上に書いたように手首を動かすと痛い
関節部も痛みます。
ただ骨折ですと、内出血があったり、腫れも”強め”に出ます。
もちろん、ズレが生じれば変形も来します。
他にも「介達痛」という、いわば「響く痛み」というのもあります。

今回の症状では、いずれもごく軽度あるいは無し
しかし直感的に(というか、ちゃんと原因や症状など諸条件を鑑みてますけど)「骨が怪しい」と感じました。

整形外科で診察を依頼します

そこで整形外科の先生にお願いし、レントゲンを撮っていただきました。

それがこちらの画像。

見た感じ、「骨折像」は見えませんよね。
ズレもないし、折れた「線」も見えません
診断は「捻挫」になりました。
確かにこの画像だと「捻挫」診断は妥当です

治療は?

そこで捻挫として施術…が通常なんですが、どうも感覚的に「引っかかる」
そこで、今回は「骨折」前提で施術することにしました。

当院で整復動作を行い、きちんと固定材を付けました。
また当院で骨折治療に用いている治療器(LIPUS)も使います。
そして、経過を見ていきました。

その後...

そのまま治療を継続して、3週間と少し

気になっていた部分にピンポイントで痛みが残ります。
また日数的にも、仮に骨折があれば「仮骨」という新しい骨が作られて、レントゲン画像でも見られる段階。

そこで、整形外科の先生に再度診察をお願いしました。
そして撮っていただいた画像がこちら。

きちんと骨折の画像が写りました。
分かりにくいかもしれませんので、拡大してみます。

矢印が、割れたりしている部分。
線が、骨折線(折れたところ)。
また上に書いた「仮骨」も確認できました(黄色線の横軸の「白いモヤモヤ」)。
他にも画像上、骨折を認める特徴がいくつか。
ここで改めて「骨折」が明確になり、診断が確定です。

Occult Fracture

このように最初は「大丈夫そうだ」となっても、あとから骨折が判明することもよくあるのです。

こういった骨折を「Occult Fracture」(不顕性骨折)なんていいます。
有名なところでは、「(手の)舟状骨骨折」というのがありますね。

オカルト・・・つまり、「見えない骨折」
だからこそ、改めて「確認」をした次第です。

まとめ

大切なのは、きちんと経過を観察し、改善度合いや日々の変化をしっかり確認し、その都度適切に処置をすること。
今回も経過をきちんと日々見て、その経過から判断しました。

最初だけ見て、そのままダラ~ってわけにはいかないんですね。
きちんと「都度、状態を把握」し、そのためには経過を見なければならないため、しっかりと「通院」していただくことが大事です。

このKさんも、ちゃんと毎日通って、治療を受けてくださいました。
仮にこれが「捻挫だし…」といって、「週1回」とか「行ける時に行く」だと、経過が分からず、あとになってから「痛みが残って取れない」ということが起きやすいのです。
(というか、大抵起きます)

ですので、きちんと日々の経過や変化を見るためにも、ちゃんと通院し、ちゃんと適切な治療や処置を受けないといけないのです。
きっとKさんも、ときどき通院…だと、もしかしたら今よりも症状も悪化し、改善見込みもよくなかったはずです。
なにしろ、骨折してたのですから。

今回のように軽めだと、大抵の場合「使っちゃう」んです。
あまり通院せずに痛いながらも使い、しかも治療もせずに…となったら、当然悪くなりますよね?
だから、ちゃんと通院し、ちゃんと治療をすることが大切なんです。

きちんと治して、出来るだけいい状態にまで回復させるために、治療する時はする!として、しっかり治していきましょう。

それでは!

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といった対応をさせていただいております。
今後も必要なことがあれば、都度可能な限り対処してまいります。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします

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    溝 田 接 骨 院
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