【自動車をモデルとした痛みの治し方】

お知らせ

こんにちは、溝田接骨院・いんちょーです。

昨日から今朝にかけての台風15号。
風雨がすごかったですね。

皆さんのところは大丈夫でしたか?

かと言えば、今度はえらく暑い…。

いろいろ季節の変わり目にかかる時期です。
体調などにも気を付けましょう。

さて今日は、自動車をモデルにして「治る(治す)とはどんなことなの?」を記してみたいと思います。

AT車

AT車ってご存知ですか?

車を運転する方であれば知ってますよね。

アクセルとブレーキしかない自動車です。
ゴーカートみたいな自動車ですね(…ちょっと違う)

AT車ってブレーキから足を外すと、ゆっくり進みだしますよね。

そう、クリープ現象です。

クリープ現象

このクリープ現象が、いわば「治療」に相当します。

この現象が起きるまでは、自動車は止まっていますよね。
それが「痛み」に相当します。

踏んでいる時間が長ければ長いほど、止まっている時間=痛みを抱えている時間が長いということ。

長く患っている人は、その痛みを持ったまま留まっていた=ブレーキを踏んでいたということなのです。

その止まった状態から、すこしばかり動かしてあげる=クリープ現象が「治療」なんです。

まぁクリープ現象で動くスピードなんて大したものではないです。

しかし、ご存知かと思いますが。
電化製品って電源を入れた瞬間がいちばん電力を使います。

つまり「動かし始め」がいちばん大変なんです。
エネルギーがいるのです。

物理とかでやりませんでした?
止まっているものを、まず動かすエネルギーって大きいのよ!って。

どこに行きましょう?

さて動き出した自動車。
どこに向かいましょう?

ここは東京です。
では鹿児島にしてみましょう。

…遠いですね。

遠くに行くためには、どんどん進まなければいけません。

しかしクリープ現象だけでは、どれだけ時間が掛かるんだ?ってなります。

それを解消してくれる有効な機能があります。

そう!アクセルです。

つまり「もっと進む」ためにはアクセルを踏むのです。

この場合、行きたい所(鹿児島)が、痛みを抱えたあなたが行きたいゴール=痛みがなく動ける状態。

となると、痛みなく動けるようになりたければ、アクセルを踏まないとぜ~んぜん進まないのです。
いやむしろ、ブレーキをいつまでも踏んでいたら、全く進まないのです。

アクセルを踏むのは誰?

ブレーキを踏んだ状態が「痛みを長らく抱えている状態」。

ブレーキを外して発生するクリープ現象が「治療」。

この鹿児島へ向かう切っ掛け…第一歩がクリープなんですね。
そう、痛みを改善に向かわせる第一歩が治療なんです。

しかしそれだけでは埒が明かない。
で、アクセルが必要なのですが。

このアクセル、誰が踏むのでしょう?

車自身がアクセル踏むわけないし、助手席の人が踏むわけにもいきません。

そうです、あなたが踏むしかないのです。

つまり、治療という切っ掛けを「より効果的にする」のは「あなた」なのです。
この場合の効果的とは、より早く鹿児島に到着すること。

治すのは自分です!

さて、ここまででお判りいただけましたか?

治療はあくまで切っ掛けであり「クリープ現象」に過ぎないのです。
今まで動けなかった状態を、動ける切っ掛けにするのみ。

動き出したら、そのあとは自分で動く。
自分でアクセルを踏むのです。

そう考えると、治療あるいは治療家ができることって「切っ掛け」程度なのです。

治療家には「治しきる」ことはできないんです。
(私が治します!とかいいますが、そんなのは治療家の驕りであり、勘違いです)

ですから、治療だけ受けていればいい=クリープで進むだけでいいではダメなんです。


もっともっと、自分で動かなければ。
もっともっと、アクセル踏まなければ。

だって、そのため=より動くために、それまで動けなかったあなたを、治療家はその切っ掛けとしてクリープ現象を起こしているんです。

ですから、当院では施術をして、少しでも動けるようになったら、セルフケアなどをお伝えして「どんどん動いて下さい」とお願いします。

そもそも「動けるようになりたい」から治療するんですよね?
でも治療を受けたらそれでよし!ってなってしまう方が、非常に多い。

いえ、それが望みであればいいんです。

でも「よくなりたい」のであれば、自分で動かなければ絶対によくなれません。
どんどん、ご自身でアクセルを踏んでみてください。

しかし、踏み出したらあとは勝手にどんどん進む!ってわけにもいきません。

時には坂道もあって、もっとアクセルを踏まなければいけないときもあるかもしれませんよね。
そんな時は、より進めるように「ちいさなクリープ現象」でお手伝いします。

そしてもっとアクセルを踏みましょう。
だってそこでやめたら、坂道をもどってしまうんです。

もっといえば、アクセルを踏むことをやめるのも「自分」です。
要するに、自分で進もうとしなければいけないのです。

「でも、踏んでも空ぶかしするだけで、なかなか前に進めないんだよ…」というのであれば、その切っ掛けのクリープ現象をいっしょに起こさせましょう!

そして進みだしたら、もっともっとゴールに進むために、ご自身でアクセルをぜひ踏んでくださいね。

それでは!

◆おしらせ◆
明日9月10日(火)は、19時まで(受付は18:30まで)の診療となっております。
ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。

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   溝 田 接 骨 院
    院 長 溝 田 博 之

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