【以前は痛み止めが効いたのに…その1】

こんにちは、溝田接骨院・いんちょーです。
 
毎回同じ出だしになりますが…。
 
暑いっ!暑いっ!
 
熊谷で41.1度を記録し、歴代最高気温を更新したとか。
 
東京青梅でも40度を超えたとの話もありました。
 
もう、こんな暑いと「不要不急の外出」を避けましょうってなりますよね。
 
皆さんも、無理はなさらぬようお気を付けくださいね!
 

さてさて。
 
先日、患者さんと話していて出た一言。
 
今回はそれについて書いてきますね。
 
(あ、分かりやすいように書いてるので、ちょっと大雑把です)
 
まぁ、よく聞く話でもあるんですが。
 
「以前は医者でもらった痛み止めが効いたのに、何でか今は効かないのよね
 
なぜなんでしょう?
 
簡単に言うと、
 
「痛みを出している原因が、変化してきたから」
 
です。
 
変わったって、どういうこと?
 
例えばぎっくり腰。

急性の炎症を起こします。

この時、「発痛物質」というのもが生成され、それによって痛みを感じます。

おそらく現状で一番有名な「ロキソニン」を例にいってみましょう。
 
 
この薬は、プロスタグランジン(PG)という発痛物質の生成をおさえる薬です。
 
この薬が効いてる=PGが生成されない=痛みがおさえられる
 
ということが成り立ちます。
 
もちろん、発痛物資はほかにもあります。
 
ブラジキニンやセロトニン、有名どころだとヒスタミンもそう。
 
これらの物質は、炎症時にモリモリ生成されます。
 
だから、炎症初期はやたらと痛いんですね。
 
で、時とともに落ち着きはじめます。
 
当然、発痛物質の生成自体が下がるので、痛みが減っていく。
 
いずれは、大した生成もされなくなります。
 
となると、それを止めるはずのお薬は、お役御免となるわけです。
 
「でも、痛いじゃないのよ。どうなってんのよ!(プリプリ)」
 
ですよね。なぜでしょう。
 
 
そこが今日のお話。
 
この時点で、痛みの原因は「発痛物質」そのものでは無くなっている

可能性があるんですね。
 
だって、「痛み」を起こしていたもの(PG)を止めても、痛いんですもん。
 
 
急性炎症をともなって痛みを起こした場合、おおよそ2~3週くらいで落ち着き

はじめます。
 
と同時に、損傷を起こした際に、その部位や周囲の筋肉が緊張します
 
分かりやすく言うと、痛ければかばいますよね?動かないように。
 
それが「意図」しなくても、身体の中で自然に起きています。
 
 
となると。
 
2~3週くらいで急性の痛みが取れ始めると、それと入れ替わるように、
 
「筋の緊張」から来る痛みが見られはじめます

(もちろん、最初から存在はしています)。
 
そうなると、痛みそのものはPGではないですから、ロキソニンを飲んでいても

効かないわけです。
 
筋肉の「緊張」なり、「動きの悪さ」が痛みの原因に移り変わっているんですね。
 
そういう場合、試しに痛む「動作」をしてみてください。
 
…当然「痛む動作」をしてるんだから痛いですよね?
 
つまり「動作」が”痛みの原因になる”ってことです。
 
んじゃ、痛み止めって動きを変える薬ではないから、痛みを止められないって

こと???
 
どうしたらいいんだよぉぉぉ。 
ってなるかもしれません。
 
…ちょっと長くなりそうですね
 
なので、次回はそれについて書いてきましよう。
 
それでは!
 
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     溝 田 接 骨 院
      院 長 溝 田 博 之

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