ぜひチェックを!
こんにちは、溝田接骨院・院長です。
今日はタイトル通り、「ぎっくり腰」をやるとどんな経過を辿っていくのかな?ということを書いていきましょう。
というのも、先週やってしまいました…ぎっくり腰。
今回は、リアルタイムで起きていることをお伝えする=実況する、なので、こういうものなんだなと伝わるといいなと思います。
きっかけは?
先週の連休最終日の月曜(3/21)です。
夜、椅子に腰かけてスマホを見ていました。
しばらく見たあとに、ふっと立ち上がろうとした瞬間です。
腰に「ギクっ!」っという感覚と共に激痛が。
そのまま立ち上がれず、静止状態に…。
よく「重いものを持ったら痛くなる」と思われがちですが、違います。
では重さではなく、何なのでしょう?
答えは…「動き方」です。
分かりやすいところだと「腰の角度」などです。
ですから、落ちた消しゴム1つ拾うだけでも、起こり得るのです。
今回の自分の「ぎっくり腰」も、ただ立ち上がっただけで発生しました。
どんな状況か?
痛みを発した場所は、骨盤の裏あたりにある「胸腰筋膜」と呼ばれる部位周辺になります。
実際、ぎっくり腰に関わらず、腰が痛む人でこの場所に痛みを覚える人は多いと思います。
基本的には、あらゆる動作で痛みます。
もちろん寝返りでも痛みますから、当初2~3日はマトモに寝られません。
しょっちゅう痛みで起きてしまいます…起き上がれないですけど。
そもそもじっとしているだけでも痛いんですよね。
ちょっと頭を上げただけでも腰に来ます。
しかし患者さまからのご予約は入っているので、休むわけにはいきません。
とりあえずコルセットを付けて、施術に当たります。
…が、全然効果なしです。
いや、場合によっては却って痛みます。
さっさとコルセットはオサラバしました。
痛めたのは、胸腰筋膜という部位でしたが、庇いながら無理しながら動いていたので、だんだん背中全体が緊張してガチガチに。
それが却って胸腰筋膜に負荷を掛けることになり、だんだん痛みが強くなる時もありました。
どう治療したか?
当院で通常行っている治療をそのままに行いました。
電気治療、「メディセル(治療器)」による筋膜へのアプローチを基本に、リアラインコアを使って「正しい動き」を促すことも行いました。
ストレッチポールにも乗ってみましたが…いや、乗ろうとしても座る状態になれませんでした。
(ちょっと早かった…)
まぁ、自分で自分を施術するので、やれることに限界があり、この形で。
今回のぎっくり腰は、自分の経験の中でもちょっと「強め」のものでした。
ですので、まぁこのくらいの症状は普通だよね、というのは理解できています。
経過は?
当初の4日くらいは、ほぼ同じような状況の症状でした。
家族もこの辺りから、ちょっと心配し始めます。
「ちょっと長くない?」と。
普通は2~3日で楽になったり…と思うと思うんです。
しかし、治療を専門とする人間としたらこのレベルの症状であれば、まず1週間はこの痛みが続くだろうな、と想定できます。
ですから、本人にとっては「これが普通の改善過程」と分かります。
今回、このことを記事にしたのは、ココ!で起こる問題をお伝えしたかったからです。
そのお話は、この後で。
痛めてから1週間たった現在は?
昨日(3/29)で、痛めてから丸1週間経ちました。
一昨夜あたりから、やっとまともに(「イテッ!」と言わずに)寝られるようになりました。
ただ、まだ仰向けで足を延ばして寝る…のは、ちょっとキツい。
しかし寝返ることが出来るようになったので、昨夜は初めて痛みで起きずに朝まで寝られました。
日中の仕事中の痛みもかなりマシになり、姿勢を完全にまっすぐに立つちょっと手前くらい…にはなり、動きもなかなか普段に近くなりました。
まぁ時々ギクッとした痛みが走り、腰が抜けそうになるので、要注意ですが。
このことを記事にした理由
ということで、ぎっくり腰をすると、おおよそこんな経過をたどって、徐々に改善に向かっていくというお話でした。
さて、なぜ今回こういう記事を書いたか?です。
先ほどのように、一般の方は「2~3日もすればちょっと良くなるんでしょ?」と考える方が多い印象です。
ですから、治療をすればすぐよくなる!と考えるのも無理はありません。
もちろん、症例によっては一回でよくなるものもあります。
しかしこれは落とし穴があって、ほとんど「また」戻ります。
(いわゆる「繰り返す」やつ)
あるいはそもそも治療しなくても、自然とよくなるタイプのもののことが多い。
今回のように「明らかに痛めたもの」であれば、そんなすぐには改善しません。
ですので今回の痛みも、まぁ1週間はそんなに大きな改善は無いなと、治療者側としては分かるんです。
でも一般の方は2~3日で変化が出るものと想定されていることが多いので、「3日経ったのに、まだ痛むんですが…」とおっしゃる方もおられます。
ここで、治療者側と患者さま側との間に「ズレ」が生じます。
「これはちゃんと治療してくれているの???」という不安にもなるかもしれません。
「もっと早くよくなる方法があるのでは?」と考えるかもしれません。
(あ、これに関してはあるかもしれませんが(笑))
しかし、本当に痛めたりしたものの身体(の改善)とはこういうものなのです。
当院では患者さまには、そのあたりを都度説明しておりますが、話で聞いて分かっていても「2~3日でよくなってくるものだ」と思っていると、やはり不安になったりもするわけです。
ですから「なんとか3日で治してください!」などと言われることもあるのですが、ほとんど「無理」なのです。
身体の改善には順序があり、その段取りをひとつひとつ踏んでいかないと、治らないように出来ているものなのです。
今回、自分は仕事をしながら…としましたが、こういった行動は改善の段取りを無視したものになるので、痛みが長引いたり悪化したりするのです。
ですので、正直オススメしません(笑)
まとめると…。
急性の痛みにおける改善の目安として…。
最初の強い痛みがおおよそ3~5日くらいが平均な感覚です。
(場合や状態によっては7日くらいといったこともあります)
その後、2~3週間かけて、徐々に痛みの軽減と日常的な動きの改善が見られてくることが多いように思います。
ある程度改善した!という目途がつくのが、おおよそ1カ月くらいと見ることが多いですね。
それ以上になる場合は、いろいろ理由が考えられますが…例えば。
②安静や無理をしない…とせずに、動けるだけ動いていた。
③初期に飲酒や入浴など、血行を促すことがあった。
④痛みのある段階で、温めたりマッサージなどをしてしまった。
⑤治るかな?とか自分で治そう!と、しばらく様子を見ていた。
⑥損傷程度がかなりひどい場合。
1、4、5は比較的多い印象。
2は、ちょっと改善が見え始めたころにやってしまいがち(で、再度悪化はよくあるパターン)。
骨折であれば、部位や程度によってかなり異なるので、この目安はちょっと外れるかもしれません。
捻挫や挫傷といった筋肉を傷めたものの目安と考えていただければと思います。
もし長引くなぁと思った方は、上記の理由に当てはまるか振り返ってみてください。
そうでもないのに長引くという場合は、そもそもその急性の痛みを起こす原因が、じつは患部ではなく他にある可能性があります。
この場合は、その原因を探ってそこから治療しないと、なかなか改善しません。
最後に。
もし、怪我をしてしまったら、上記の経過を目安に考えてみてください。
2~3回治療して「あれ?治んないなぁ…」ではないってことです。
それでもず~っと痛みが長引いているな…と思ったら、「他の原因」を探すべきかもしれません。
そんな時は、当院へご相談ください。
その原因を探して、改善への一歩を進めていきましょう。
ちなみに、今現在も痛いです(笑)。
花粉症なので、くしゃみの度に「ヴッ」となります…。
気を付けましょう…自分が。
それでは!
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします
★「予約優先制」ではありますが、可能な限りご来院の際は予めご予約を賜りますよう、宜しくお願い致します
★ご来院の際は、可能な限りマスクの着用をお願いいたします
★急患などはこの限りではございません
★ご予約は、お電話(042-725-2948)・LINE公式アカウントより承っております
★当院では新型コロナ感染対策として
・手指や各所の消毒
・換気
・必要に応じてフェイスシールド
・体温測定
・可能な限りのソーシャルディスタンスの維持
・患者さまの「重なり」を極力避ける 等々
といった対応をさせていただいております。
今後も必要なことがあれば、都度可能な限り対処してまいります。
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溝 田 接 骨 院
院 長 溝 田 博 之
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