【新しもの好きか、古いもの好きか】

こんにちは、溝田接骨院・いんちょーです。

今日のテーマは、「新しいの・古いの、どっちがいいの?」。

わたくしのスマホは古いです。
でも、新しもの好きな面もあるので、新しいスマホはチェックします。
「あ~いいな~」と思う訳ですよ。
しかし愛着や使い勝手の良さから、古いのを使い続けてしまうという。
新しいもの好きだけど、古いもの好きっていう。
実際は、買い替えるお金が無いからですけどね(シクシク)。

気を取り直して。

医学・医療や、治療法は日々進歩しています。日進月歩で。
いやむしろ、秒進分歩くらいのスピードで。
もしかしたら、ナノ秒進マイクロ秒歩くらい。
…よく分からんですね、これだと。

今日、科学が日々発展進歩することで、それに伴い医学(医科学)も格段に進歩しました
色々な事がどんどん明確になって来ています。
あ、もちろんそれが「正しい・正しくない」は、”今後”が証明してくれることなので、すぐに「はい!分かった!」といかない所が、医学の難しいトコロ。

さて、人間というのは、「新しいモノを知りたい・触れたい」と思う新進的側面を持つ反面、「これは変えたくないよなぁ」という保守的な面があります。
ただ、どっちか「だけ」という事はあまりなく、その「比率」が違うくらいでしょう。
所謂「新しもの好き」というのは、前者の比率が高い、みたいな。

治療も日々進歩していると書きましたが、本当に変わってきています。
当院の治療法も、多分5年前・10年前と比べると、大きく変わっています。

これはどの治療家も同じなのですが、新しい知識や治療を常に学んでいます
だから今までと比べて、「より良いのか?より悪いのか?」を考え、取捨選択しています。
基本的に…というか、当然の如く、「悪い方」へ選択していく事は考えにくいので、常に「良い方」を取り入れていくわけですね。
これを一般的な言い方をすると、「進歩」という訳です。

当院も様々な治療法や見識を取り入れ、常にブラッシュアップを試みています
なので、「これ!」と決めた唯一の方法を取る事はあまりないです。
上に書いたような色々なものを取り入れて組み合わせて治療しているので(特に自費治療において)、○○療法!とか名乗らないのです。
あ、いや、名乗れない、が正しいかも。

先日受講した、ThomasMyers氏のセミナーでも「一つの方法だけで解決する事はない」とおっしゃっていました。
世界でも有数の施術家が言う訳ですよ。そりゃもうほぼ真理に近いと思います。
自分も、色々なモノを知る度に「これ1つでOK」なんてことは無いな、と感じています。
…昔は思ってましたけどね。これだけでいい、って。

でも、そう思った瞬間、「プロ」失格だと思います。
常に医学は進歩しているのに、「それだけ」にとどまるのは…って。
プロだからこそ、もっともっと高みを望む意欲は必要かと思います。

あ、でもこれにも固執しちゃうと、それはそれで危険なんで、そこは微妙なバランスで気を付けるようにしています。

さて、前置きが長くなりましたが。

こと治療に関しては、人って新しいのが気になるけど、従来に留まろうとする傾向があります。

例えば、テレビで「こういう新しい事が分かったのです!これで、貴方の痛みが劇的に改善するかもしれません!」なんて言われると、それがいい!と思う訳ですよ。
この食材がいい!と言われると、スーパーからそれが消えちゃうのがいい例ですね。

でも、実際に受ける段になると「今までのやり方がいいな」となったりしてしまう。

腰の痛みで考えてみましょう

慢性的な腰の痛みの原因は、85%が原因不明で、実は脳にあった!みたいな話がここ数年言われています。
(これの正当性はさておき)

じゃあ、気持ちの問題ね!なんて考えたり。

で、治療に行くわけです。で、そういうアプローチを受けてみたりする訳ですが、直ぐに良くなるものでもありません。
そうなると「あれ?違うのかな?」なんて即断したりして。
となると、今までの治療で良くなった経験があるので「やっぱ今までの方法がいいなぁ」となったりする訳です。

その今までの方法だって、すぐ治ってた訳ではないはず。
でも、新しいものに対しては「即効性」が感じられないと、んん~…となりがち。
(感じられているにも関わらず、「やっぱり前の方が…」という場合もあります。その理由は後程)
新しいモノほど、期待が大きいのでハードルも高い

でも。
従来の方法が3か月かかったとして、新しい方法が1カ月で改善するとしたらどうでしょう?
2か月も短縮出来るんですよ。
しかし、それを最初の1~2回で「こりゃだめだ」と決めてしまうと、その改善の良さを知らずに、3か月治療するハメになったりしてしまいます。

基本的には、「新しい治療法」の方が、従来より「いい」ことが多いです。
(そうでない時も、もちろんある場合もありますけどね…)

そういった治療を受けて継続するかどうかは、あなたがその先生をどのくらい「信頼」しているか?に掛かっています。
もし、あたながその先生を「信頼」しているのであれば、その先生の提案を受けてみてはどうでしょう。
治療家は、その差はあれど(まぁ、イロイロとね)、みな「患者さん」を良くしたい!という思いは同じです。
あなたを思って、その治療を進めていることが殆どです。
…あ、その方がお金になるから…という、ちょっとアレな人もいるかもしれませんが。
そもそもそういう人(先生)なら、最初から信頼してませんでしょ?
(わたくしは、とある眼科でのコンタクトレンズを選ぶ際に、ちょっとそんな経験しましたが)

ちなみに。
なぜ「今までの治療を選ぶ」のか?の理由ですが。
人は基本的に、「分かっていること」の方が安心するからです。知らないことや分からないことには、なるべく首を突っ込みたくないから。
以前の治療の方がいいや~と思われる場合、その治療の方が効果が高いからというより、「そっちなら分かるから」という基準で選んでる事が多いと思います。

ここが先程書いた、「感じられているにも関わらず、「やっぱり前の方が…」という場合」に該当します。
良くなっているという事実よりも、「安心」を選んでしまう。
でもこれ、脳ミソの「機能」みたいなものなので、ある意味仕方のない事でもあるのですが。

治療してるのに中々改善しない場合、「従来とは違う視点で取り組む」必要があるかもしれません。
ずっと通ってて変化が「全然ない」場合、なぜ変わらないのか?他に方法がないのか?と、その先生に聞いてみてください。
新しい方法や治療法を提示してくれるかもしれません。それが、あなたを今の状態から救う方法かもしれませんからね!

それでは!

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