【内太もものストレッチが痛い患者さん②】

こんにちは、溝田接骨院・いんちょーです。

今日は、前回の続きです。

 

ももを痛めたNくん。

何が悪くて痛かったのでしょう?

当院では、何をやったのでしょう?

 

当院でやったこと

まず開脚してもらうと、裏太ももの付け根の痛みと硬さがあります。

同時に、裏太ももの真ん中あたりにも痛みと硬さがあります。

いずれも筋肉がうまく動けてない(滑走してない)様子。

腰の痛みも、硬さもあり圧痛もあり、という状態。

 

そこで、太ももに関しては「硬さを取ろう」ではなくて、

「動きの改善」が有効であろう

と判断しました。

 

そこで、腰・太もも、いずれも筋・筋膜のリリースを実施。

特に太ももに関しては結構硬くて、強めの癒着状態が見られました

おそらく「強めのマッサージ」を、長めの時間と期間実施したためと考えられました。

さらにNくん、野球部だったので腰~太もも周りの筋肉が大きくて強い。

当然硬さも普通の人よりも強く出ていました。

 

リリースしてみたら?

リリース後に開脚してもらうと、

「あっ、大丈夫です、いきます」

とスッと伸脚・開脚、いずれもできました。

こんな感じ。Nくんは男性ですが。

つまり、Nくんの太ももの痛みの原因は、「筋肉が硬くてストレッチ時に痛みが出る」のが直接原因ではなく、

筋肉が硬くなる状況になることで皮膚と筋肉がスムーズに動けなくなったことが原因ではないかと思われました。

 

筋肉が硬くなる状況、つまり強いマッサージだと想像されます。

「挫滅マッサージ」と呼ばれるものです。

よくありますでしょ?

硬い筋肉を柔らかくするために「力技」でグリグリして柔らかくさせようっていうアレです。

 

どのくらいかかったの?

さて、治療期間です。

患者さんとしては、気になるところですよね。

「どのくらいで治るのか?」

基本、イッパツ!で簡単に治ることは、ほとんどありません。

(たまにあるくらい)

結構これを期待する患者さんが多いです。ちょっと揉んだら治るんじゃないの?とか。

 

残念ながら、そうはいきません。

なぜなら、身体はそんなに「単純」な構造をしていないから。

この辺の細かいことは、今回はさておき。

 

Nくんの場合も、いくつか条件がありました。

 ・受傷してから当院来院まで1か月半掛かっている。

 ・その間、強めのマッサージを継続的に受けていた。

 ・筋肉が太くしっかりしている。

といったあたり。

 

当院では、電気治療・筋筋膜へのリリース・軽い運動を指導しました。

この治療を1か月ちょっと・10回通院していただきました。

この3つの方法で、それぞれ痛みは改善。

腰に至っては、7回くらいでほぼ痛みなく動けるまでに。

晴れて、Nくんは卒業と相成りました。

 

長引く痛みは、何か原因がある

今回は、なかなか治らなくて来院された例でした。

ただ、その治りの遅さは「患部が悪い」のではなく、そうなる「状況」が原因だったと言えそうです。

 

当院では、その患部「だけ」ではなく、広い視点で原因を探し、そこへのアプローチもしていきます

長引く痛みでお悩みの方、ぜひご相談ください。

ご連絡、お待ちしています。

それでは!

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9月29日() 16:00~
 ストレッチポール教室 のこり2名様

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ご参加、お待ちしてますよ!

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     溝 田 接 骨 院
      院 長 溝 田 博 之

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