こんにちは、溝田接骨院・いんちょーです。
今日は、前回の続きです。
ももを痛めたNくん。
何が悪くて痛かったのでしょう?
当院では、何をやったのでしょう?
当院でやったこと
まず開脚してもらうと、裏太ももの付け根の痛みと硬さがあります。
同時に、裏太ももの真ん中あたりにも痛みと硬さがあります。
いずれも筋肉がうまく動けてない(滑走してない)様子。
腰の痛みも、硬さもあり圧痛もあり、という状態。
そこで、太ももに関しては「硬さを取ろう」ではなくて、
「動きの改善」が有効であろう
と判断しました。
そこで、腰・太もも、いずれも筋・筋膜のリリースを実施。
特に太ももに関しては結構硬くて、強めの癒着状態が見られました。
おそらく「強めのマッサージ」を、長めの時間と期間実施したためと考えられました。
さらにNくん、野球部だったので腰~太もも周りの筋肉が大きくて強い。
当然硬さも普通の人よりも強く出ていました。
リリースしてみたら?
リリース後に開脚してもらうと、
「あっ、大丈夫です、いきます」
とスッと伸脚・開脚、いずれもできました。
こんな感じ。Nくんは男性ですが。
つまり、Nくんの太ももの痛みの原因は、「筋肉が硬くてストレッチ時に痛みが出る」のが直接原因ではなく、
筋肉が硬くなる状況になることで皮膚と筋肉がスムーズに動けなくなったことが原因ではないかと思われました。
筋肉が硬くなる状況、つまり強いマッサージだと想像されます。
「挫滅マッサージ」と呼ばれるものです。
よくありますでしょ?
硬い筋肉を柔らかくするために「力技」でグリグリして柔らかくさせようっていうアレです。
どのくらいかかったの?
さて、治療期間です。
患者さんとしては、気になるところですよね。
「どのくらいで治るのか?」
基本、イッパツ!で簡単に治ることは、ほとんどありません。
(たまにあるくらい)
結構これを期待する患者さんが多いです。ちょっと揉んだら治るんじゃないの?とか。
残念ながら、そうはいきません。
なぜなら、身体はそんなに「単純」な構造をしていないから。
この辺の細かいことは、今回はさておき。
Nくんの場合も、いくつか条件がありました。
・受傷してから当院来院まで1か月半掛かっている。
・その間、強めのマッサージを継続的に受けていた。
・筋肉が太くしっかりしている。
といったあたり。
当院では、電気治療・筋筋膜へのリリース・軽い運動を指導しました。
この治療を1か月ちょっと・10回通院していただきました。
この3つの方法で、それぞれ痛みは改善。
腰に至っては、7回くらいでほぼ痛みなく動けるまでに。
晴れて、Nくんは卒業と相成りました。
長引く痛みは、何か原因がある
今回は、なかなか治らなくて来院された例でした。
ただ、その治りの遅さは「患部が悪い」のではなく、そうなる「状況」が原因だったと言えそうです。
当院では、その患部「だけ」ではなく、広い視点で原因を探し、そこへのアプローチもしていきます。
長引く痛みでお悩みの方、ぜひご相談ください。
ご連絡、お待ちしています。
それでは!
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溝 田 接 骨 院
院 長 溝 田 博 之
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