【骨折後の固まった関節(関節拘縮)の治療、というお話】

治療
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こんにちは、溝田接骨院・院長です。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。

「拘縮」ってご存知でしょうか。

骨折などをした時には「固定」を行い、正しい位置に戻した骨や不安定な状態の骨折部分が動かないようにします。

それに伴い、どうしても生じるのが「拘縮(こうしゅく)」です。
いわゆる「固まった」という状態。

場合によっては、骨がくっつくよりもこの拘縮を取る方がよほど大変です。
(ごくまれな例を除き、骨はちゃんとくっつくので)


さて、今回の患者さまは、80歳手前の方で薬指の骨折の症例です。
他院で治療を受けておられましたが、あまり改善しなくて…とのことでご来院されました。

聞けば骨折から2カ月あまり、ずっと固定をされていたようでした。
前医では、骨折部はちゃんとまっすぐ癒合している…とのお話だったそうです。

しかしそれが「最近になって、だんだん痛くなってきて…」とのことで来院されました。

当院よりご協力を頂いている整形外科をご紹介し、検査でしっかり状況を把握。


ふたを開けてみると、確かに正面像ではまっすぐに見えます。
(いや実際には、この時点ですこし変形が分かりますが)


側面(斜位)像では骨折自体も曲がって癒合しており(変形)手首や指も動かないような状況でした。

※参考
指の骨折は、おおよそ2週間ほどで癒合すると考えられています。
年齢や性差、折れ方等によって若干変わりますが…。
来院時は浮腫(むくみ)も強く、各指は固まって動かない
もちろん無理に動かせば、かなり痛くて使うことが出来ない状態でした。

変形があると、より動きが悪く回復が大変になります。
正直、ちょっと回復するのに難渋するかも?と思いました。

しかしまめに治療をお受けいただいたのと、なによりご自身で治そうとご自宅でも頑張っていただいたことで、想定よりかなり早く動かせるようになりました。


浮腫の減りも早く、指も伸ばせています。


最初は固く伸びにくいものの(赤)、ちょっと動かせば伸びるように。

今では(施術開始から1か月半ほど)、しっかり手でお椀等を持って箸を使った食事も出来るようになりました。

もちろん時間の経過とともに戻ってしまうところはありますが、それでもご自身で動かすように前向きに取り組んでくださっているため、リハビリですぐに動きが取り戻せるようになっています。
(治療だけを受けて、その後何もせずそのままでいれば簡単に硬さが戻ってしまうし、リハビリしてもなかなか動きが戻らず、なかなか回復しない…となりがちです)

骨折等で動きが悪くなり、なかなか回復の兆しが…と諦める必要はありません。
身体は、きちんと治療し、且つご自身でも回復に努めていただければ、よくなっていくものなのです。

骨折後の拘縮や改善でお悩みの方。
お気軽にご連絡・ご相談ください。
いっしょに取り組んでいきましょう。

それではまた!

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