【諦めなくてもいいかも?】 ~膝の痛み~

リアライン

こんばんは、溝田接骨院・いんちょーです。

さて今日は。
膝の治療でご来院頂いているNさん。

ちょっと遠くから電車に乗り継いでいらっしゃっています。

10年位前から膝が痛くて、昨年末に悪化し庇い歩きをする状態で来院。

今日で4回目の施術でしたが、帰りには「あらー!ぜ~んぜん痛くない!」。
もちろん多少戻るでしょうが、そのためのセルフケアをお伝えしました。

で、今日のタイトルです。
諦める前に…というお話。

もう治らないと言われて

Nさんが紹介されて伺った整形外科。
なんでも有名なのだそうです。
(だから紹介されたんだと思いますが)

初回でレントゲンを撮り、早々に「あぁ、ここ骨壊死起こしてますね」
さらに「年令だから、もう治らないですと言われてしまったとのこと。

これが相当ショックだったそう。

それ以降「もう治らないんだ」と思って半年以上、痛みを感じながら過ごしていたそうです。

とはいえ、そのまま放置っていう訳にもいきませんから、近隣の整形外科へ通院されています。

やはりレントゲンを撮り、完治はないですよというお話。
湿布などをもらいながら、20分のリハビリを行います。

しかし、帰りもやっぱり痛い…。
Nさんは、もう自分でどうしたらいいか分からない状態になりました。

どうしたらよいのだー!

どんな治療をしたの?

さて、当院の患者さんに紹介されて来院されましたNさん。

施術自体は、その原因として考えられる運動パターンから…
足元→股関節→膝関節とリリースしていきました。

リリース後に歩いてもらうと、それまで庇い歩きして膝があまり動かない歩き方をされていましたが…。

「あらー!ぜ~んぜん痛くない!ずっとこのままならいいのに!」

いいですねー!
ってなるんですが、どうしても戻ります。

ですのでセルフケアをお伝えし、出来るだけいい状態を保つよう・動けるよう、Nさんにもがんばってもらいました。

痛みだけじゃない

身体は一旦「このままで居たい」と経験することで、今までずっと不変で痛みを抱えていた期間と違う経験を得ました。

これがとっても大切でして。

それまでは「ずっと痛い」が当たり前だったので、「じゃあどうしようか」という行動が出来ずにいたんですね。

さらに言えば、もう自分ではどうしようもない理由(年齢とか)で「治りません」宣告を受けたわけですから、そりゃあきらめますよね。

でも、一度こういった経験をしたことで「いや、まだ楽になれる余地があるじゃないの!」って思うわけですよ。

そこから、行動が始まります。

ですから、「一旦」とはいえ「痛くない」と感じることってとても大切なんですね。

またNさんについては、なぜそうなる(考える)か?などをお話させていただきました。

するとNさん、「先生って、痛みだけじゃなくてメンタルも診るんですね!」

当たり前ですが、心理療法士でも心療内科医でもないので、大それたことは出来ません。

ただ、モノの見方や感じ方を「新しい視点」で捉える切っ掛けをお伝えしただけです。

でもこれって「改善」ということを考えると、絶対的に必要なんですよ。
特に、長く患ったものなどの慢性痛においては。

諦めなくていいかも?

ということで。

長患いしたものほど、どこかで「諦めてる」場合って多いです。

本当にどうしようもないことだったら、それはムリかもしれません。
さっきあったような「年令」ですとか。

でも、それを理由に初めから諦めましょう!ではなくて

年齢は重ねてますけど、出来ることはないかな?って考えることが大事。

先ほどのNさんも80歳手前。
通常なら年齢的に変形性膝関節症って言われたりするわけですよ。

だから完治は諦めて、痛みが出ないようにリハビリしましょう…ってなります。

でもですね。
そうなると「治らない」っていう刷り込みと、「痛みの有無」っていう固執を生みがちです。

ではなくて。

「痛みが出ないように」するのが目的ではなく、「充実した、したいことが出来る生活」を出来るようにすることが目的

痛みが出ないようにするのは、あくまでその過程における「手段」に過ぎないんです。

ですから、目指すべきは「痛みが出ないようにする」ではなくて、本人が希望する生活・人生を送れるようにすること。

自分は施術を通して、患者さんが望む人生を送れるお手伝いをしたい。

「年令もあるし変形してるから仕方ない」と最初っから諦めるんじゃなくて、まず何が出来るか?どうすれば「今より」痛みに囚われない生活が出来ないか?を考えたいと思っています。

それが当院の掲げる理念である「MOVE FOWARD(前に進もう)」です。

諦めて立ち止まっていないで、昨日より1ミリでも前に進むお手伝いを提供していきたいと思っています。

痛み(マイナス)に囚われないで、望む生活を!(プラス)という思考で、一緒に取り組みませんか?
ご相談・ご連絡、お待ちしています!

それでは!

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   溝 田 接 骨 院
    院 長 溝 田 博 之

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