【痛む場所と原因】

こんにちは、溝田接骨院・いんちょーです。

今日は、最近よく見かける「痛みのある所に原因は無い」というお話…。
についてのお話

モノに依りますが、ある意味これは事実だと、わたくしも考えます。
特に、時間の経過したもの…所謂慢性痛のような。

これがピン!と来ないこともあろうかと。
で、どういうことか?というお話なんですが。

当院でも良くありますが、例えば膝が痛いのに、肋骨の脇部分をリリースしたら痛く無くなった…とか。
この場合、痛みのある場所は膝ですが、原因は肋骨の脇、というえらく離れたところに原因があったということです。
この場合、膝が痛いから…って膝に電気掛けたり、膝周りをマッサージしたりしても変わらない、あるいは変わっても戻ってしまうんです。

実際に炎症などを起こしたのは膝。でも、原因はそこではない。炎症は「結果」に過ぎません。

炎症という字面から、放火で例えましょう…あまり喜ばしい例えではないですが。

家が放火で火事になったとします。当然、消防隊が命を張って消火活動をしてくれます。
でも、放火犯は捕まっていない。
後日また放火。
その後暫くして、放火犯は捕まり連続放火は無くなりました。

さて。
燃えてしまった家を「膝」として、それを起こした放火犯を「肋骨の脇」としたらどうでしょう?
火が鎮火しても、放火犯が居る限り、また放火
膝の痛みが鎮静化しても、肋骨の脇に原因がある限り、また炎症

つまりこの場合、膝の痛みを取るには「別の場所」にある原因を見つけなければ解決できない、ということですね。

これが、痛む場所と原因は違う、と言われる理由です。
もちろん、全てがこういう訳ではありません。
例えば、転んで手を衝いて骨折した場合、別に遠くに原因があるから折れた訳ではないですよね?
(勿論例外はありますよ?骨にガンがあったとか)

ただ、中々治らない場合などで、患部ばかりにアプローチをしている場合は、ちょっと別な視点で見てみる必要もあるかもしれませんね。

それでは!