こんにちは、溝田接骨院・いんちょーです。
前回の記事でも書きました、「腰とお腹」の関係。
同じように、実際に痛む場所とその原因は、別な事もあるっていうことがあります。
昨日、患者さんと話していて「あぁ、そうなんだ~!」と思ったことを書いてみましょう。
何でわかるんですか?
肩関節が痛む、患者さんのWさん。
ある動作をしたときに。
Wさん「あ、この動きが痛いです」。
わたくし「だとすると、ここが痛いんですね?」
Wさん「え?なんでわかるんですか?」
このとき、Wさんは「ここが痛い」ではなく、「この動きが痛い」と言っただけなのです。
しかし、わたくしが「ここですね」と示したことで、「痛む場所を言ったわけじゃないのに、なぜ場所が分かるの?」ということだったのです。
治療をする人間からすると、「まぁ、そこから痛みが引き起こされるよね」っていう場所があったりするのですが、一般の方からしたら、「なぜ分かるの?」と思われる。
これって、「痛む場所=そこが悪いから」とごく当然のように思ってるってことだったんです。
治したいのは、どっち?
このとき、Wさんが痛いと訴えていた場所ではないところを指摘しました。
実際そこにアプローチすると「あ、あんまり痛みなく、この動作が出来ます!」となりました。
つまりWさんの肩の痛みは、その痛む場所に原因があったのではない、ということが出来ます。
さてさて。
こういう痛みの場合、あなたは「痛む場所」を治したいですか?「痛みを起こす原因」を治したいですか?
モグラたたき
例えば、土の道路に穴が開いていたとします。
ポカーン
穴をふさぐために、土を持ってきて懸命に埋めます。
よいさ、どっこいさ
「これで道路の補修は完了。無事に歩けます!」
となるのですが・・・。
後日、また穴が開いていることが判明。
「おかしいな、埋めたはずなのに」
また埋めます。
「これで道路の補修は(以下略)」
後日、また…。
なぜこんなことが?
じつは、その穴が開く原因は「モグラ」だったのです。
うっしっし~
となると、そのモグラを退治すれば穴は開かなくなりますね!
早速「モグラ名人」と呼ばれる人に退治をお願いしました。
すばしっこくて、穴の奥の方に潜んでいるモグラです。
なかなか退治が困難です。
しかし根気よく続けたことでモグラを退治することが出来ました。
それ以来、その道路に穴が開くことはありませんでした。
原因たたき
このお話を、痛みで考えてみましょう。
「穴」が、結果として出てきた痛み。
「モグラ」が、その根本となる原因。
つまり、一生懸命に穴埋め=「痛む場所」だけにアプローチしていても、なかなか改善しない、ということが起きます。
例えば、いつまでもずーっと治療し続けている、けれどあまり症状が変わっていない、あるいは悪化しているとか。
ならば、それを起こす原因である「モグラ」を退治しなければいけません。
しかし、簡単な穴埋めに比べて、モグラを見つけて退治するのはそう簡単ではありません。
だから、専門家である「モグラ名人」を呼ぶわけです。
その専門家であるモグラ名人が「治療家」になるわけです。
相手は厄介なモグラです。
根気よく探して、根気よく退治しなければならないのです。
だから、長患いしたものや、なかなか改善していない痛みは、根気よく続ける必要があり、またその原因を見つけることができる「専門家」が必要なんですね。
だから簡単に行える穴埋めではなく、じっくり取り組むモグラ退治が必要な方は、そういうアプローチを必要としているのかもしれません。
治したいのは、どっち?(再び)
さて改めて。
もしあなたが、痛みを長く抱えていらっしゃる場合。
その都度、穴埋めをして「その場しのぎ」をしていきますか?
しっかりと、原因であるモグラを退治しますか?
当院では、急性のけが(骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷)ももちろんのこと(保険診療)、長く患ってなかなか治らない痛みや慢性痛に対しても対応(自費診療)しております。
痛みでお悩みの方、「穴埋め」ではなく「モグラ退治」をしませんか?
ぜひご相談くださいね!
それでは!
◆お知らせ◆
明日から3日間(5/31~6/2)、セミナーに参加するために、休診とさせていただきます。
ご迷惑をお掛けいたしますが、ご承知おきくださいますよう、よろしくお願いいたします。
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
溝 田 接 骨 院
院 長 溝 田 博 之
~ お問い合わせはこちらから ~
電話・FAX 042(725)2948
https://mizota-sekkotsuin.com
https://mizota-sekkotsuin.com/contact
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼