【治らなくても、改善は出来る】

こんばんは、溝田接骨院・院長です。

先日ご来院いただいた患者さまのＫさん。

元々は

「膝の痛みで手術するのかどうなのか、歩けなくなるのは嫌！」

さてこのＫさんの膝の痛み。

当初は、病院で変形性膝関節症と診断され、注射をされていたそうです。
が、その後は注射をやめ、痛み止めに。
その際に
「皆さん、痛み止めで何とか誤魔化しているんですよ」
といわれたそうです。

なので、この膝の痛みは手術するしかないのか？と悩んでおられたようです。
そんな時、ご紹介されて当院へいらっしゃいました。
今ではかなり軽減し、普段歩くのには痛まない程度にまで改善しました。

今回も膝の治療を…と思っておりましたが、いらしていただくと…？

「今は足の方が痛い」とのこと。
少し遠いところからバスを乗り継いでいらっしゃるもんですから、今回も痛みを感じながら歩いてきたそうです。

外反母趾がかなり進んだ足ということもあり、少し前に病院を受診。
レントゲンで骨は異常なしとの診断（外反母趾変形はありますが）。

痛みが出ているのは、足指の付け根部分。
真っ直ぐ立っていても痛いし、歩いたり荷重が掛かればもちろん痛みが強い。
いわゆる「モートン病」と呼ばれるものでした。
（モートン病については、コチラの記事もご覧ください）

病院では
「これはもうどうしようもない（治らない）ので、これで」
とシップを出されたようです。
またインソールを作成され、それが入った靴を履いていらっしゃいました。

しかし、その靴を履いていても歩くと痛い。
当然ですが、シップでこの痛みは治まりません。
Ｋさんは「これは治らないと言われた」ということで、どうしたものか？となりました。

外反母趾などの変形は「治らない」のですが、「痛みを減らすこと」は出来ますよ！ということで、今回は膝はさておき、足の痛みの改善の治療を集中して行いました。

「治らないけれど、改善はする」
これをＫさんにご説明し、さっそく施術に入ります。

施術後は、立っても荷重を掛けても、あまり痛くない。
さらにこの段階で、インソールに乗って荷重をかけてもらうと、全然痛みは出ませんでした。

帰り際には、

「あれだけ痛かった痛みが無くなって、びっくりした。
　（治らないと言われていたが）希望が持てました！」

さて！
今日のキモはここなのです。

１つ目は、「治らない」ものでも「痛みを減らす・改善を得る」ことは出来る可能性があるということ。
今回の例でいえば、「変形した外反母趾は治らない」。
しかし改善したいのはそこではありません。

「痛みなく歩く」ことです。

であれば、「痛みが出ない位置・方向・動き」が作り出せれば、変形があっても痛みは改善出来るかもしれないのです。

２つ目は、インソールは「崩れた状態での計測」で作成しても、正しい足のサポートは出来ないということ。
そもそも崩れた足に合わせてるので、当然ですよね。

あくまでもサポートなので、足が「正しい状態」を支えるのが本来だと考えます。
ですから今回も、来院時は痛みを感じたインソールでも、正しく動ける足に整えてからインソールに乗ったら痛みがちゃんと軽減しました。

まずは「身体」が先。
その上でサポートなりをしなければ、十分な支えにはなってくれません。

その痛みが「治らない」のか、治らなくとも「改善は出来る」のか。
繰り返す痛みや、こういうもの…と諦める前に、一度当院へご相談ください。

あなたのその「痛み」を減らし、やりたいことをやれるように出来るかもしれません。
ぜひそのお手伝いをさせてください。

ご相談等、お気軽にご連絡ください。
いっしょに「やりたいことがやれる」改善を目指しましょう！

それでは！

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