【成長期の膝の痛みの一例です】

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こんにちは、溝田接骨院・院長です。

今はサッカーワールドカップで盛り上がっていますね。
日本も、クロアチア戦は残念な結果に終わりましたが、強豪ドイツやスペインに勝利したり、皆さんワクワクしたのではないでしょうか。
ここまで世界相手に成績を残せたのは、本当に凄いですね!
こういったスポーツに付き物なのがケガ。
なかでも成長期の膝のケガは多いです。
今回はその一例を。

ジャンパー膝とは?

スポーツなど…特にジャンプ動作の多い種目で生じやすい膝の痛みといった感じです。
狭い意味でのジャンパー膝というと、膝周りの靭帯などの微細な損傷→修復を繰り返しているうちに、瘢痕や石灰化などしてしまうもので、膝蓋腱炎あたりが代表格です。
その靭帯に関わる部分からも現れる痛み…Osgood-Schlatter病(俗に言うオスグッドです)やSinding-Larsen-Johansson病(シンディング・ラーセン・ヨハンソンびょう)なども、広義のジャンパー膝に含まれると考えられています。

…と、まぁちょっと長いですが、要は脚をよく使うスポーツなどで膝の靭帯周りに痛みが出るよ!というものです(超簡略…)

今回はその中でも、Sinding-Larsen-Johansson病(以下SLJ病)の症例のお話です。

Sinding-Larsen-Johansson病とは?

簡単に言うと、膝のお皿の下縁(上縁もあり)で、靭帯とつながる部分で生じる痛みです。

大体10~14歳くらいの子に出やすいと言われています。
通常は、太ももをマッサージしたりストレッチしたり(←膝痛い時にコレは実際無理ですけども)して、安静にしていれば治ると考えられています。

ただ当然ながら「使えば痛む」ため、ひたすら安静も難しい部位ですから、ちょくちょく痛みが長引いたりしてしまいます。

そもそも運動をやっている子には、休み続けるって結構「酷」なんですよね。
なので、ただ落ち着くまで「待ち」の休み…ではなく、なるべく早く復帰することを目指す方がいいかなって思います。

Sinding-Larsen-Johansson病の実例

今回の患者さまのTくん。
普段はサッカーをやっておられます。
サッカー中をプレー中に「切り返し」をした際に捻って痛めてしまいました。

痛む場所を診ると、膝蓋骨の下端部で靭帯に接続する部分です。
普通に膝を捻って…でここをピンポイントで痛める可能性は、無くは無いですが低いかと思います
(もっと痛めてしまう可能性の高いところがありますので)
ですので、もしかしたら少し前から「前兆」のようなことはあったかもしれません(推測ですが)。

状態を診てみましょう

当院では「バランス」を踏まえて「動きの連鎖」から診ていきます。

そういった視点から診ると、膝と足首に捻じれが見られて、足の親指(母趾)も少し外向きに捻じれています。
ということは、もともと捻じれているところに、さらなる切り返し動作で捻じれを加えた結果、膝蓋骨の下に負担が掛かったと考えられました。

ということで、膝そのものに対して…ではなく、「捻じれの修正」を行いました。

すると、しゃがみ動作でこれだけの差が出ました。

痛みを発しているのは、膝蓋骨下ではあるのですが、これは痛みがここに出たという「結果」に過ぎません。
真の原因は「捻じれ」だったということです。

ですから、患部そのものをいじくりまわすのではなく、捻じれの改善で動けるようになったということ。
動画で見ると、より分かりやすいと思います。

痛みの「原因」と「結果」は異なる場合も多い

これもまた、普段当院でも言っている「本当の原因は、そこにない」という好例です。

患部そのものが原因であり結果である…ということも当然あります。
ただ、他に原因があった結果、患部に炎症なり痛みなりを起こすことも多々あるのですね。

膝の痛みでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
いっしょに「当たり前を当たり前に出来る身体」にして、今よりも一歩進めるようにしていきましょう。

それではまた!

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