こんにちは、溝田接骨院・いんちょーです。
今日はよく患者さんから伺う話です。
「どっちの意見を聞いたらいいのかしら?」問題。
「こう言われたんですが…。」
膝が痛くて通院中のSさん。
当初は庇い歩きをするほどでしたが、今はほぼ普通に歩けるようになりました。
残った症状は、階段を登るときに膝頭のところに痛みを感じる、ということでした。
ある時、出先でお知り合いに会ったそうです。
そのとき、お知り合いの方が
「膝が痛いの?そんなのは、どんどん歩けば治るわよ!」
どうやらそのお知り合い、ご自身が膝を痛くしたときは、とにかく歩いていれば治ったそうなのです。
そこでSさんから尋ねられました。
「歩いた方が治るって言われたんですけど、歩いた方がいいんですか?」
Sさん、まだ症状としては階段の歩行で痛みが出る状態。
ですので、バンバン歩くにはいまだ抵抗がある感覚。
でも、お知り合いは「歩け歩け」。
どっちなんでしょう?
どちらでございましょう???
いい・悪いの判断基準は?
よくこの手の話は、患者さんから尋ねられます。
「○○した方がいいんです」
「○○はやめておきましょう」
…どっちなん???って。
急に痛めた場合は、やめておいた方がいいです。
例えば、歩く。
急に痛めた場合は、当然損傷を伴っていますので、動くたび・歩くたびに痛みが出ます。
それはそうですよね。
だって損傷=組織が壊れている状態で使ってしまうわけですから。
しかし、この痛みも時期が来れば消失します。
ただその時に「硬さ」…つまり、関節の柔軟性が失われていたりします。
その段階に来たら、逆に動かして可動性を取り戻さなくてはいけません。
そうなると、どんどん(とっても限度はありますが)動いた方がよい!となります。
人は自分が経験(知っているだけ、も含む)したものしか「知りません」。
ですから、上記のお知り合いの方の経験では「膝の痛みには、動くのがよい」ということになっていますので、Sさんの状態がどうであれ「歩けばいいのよ!」となったわけです。
しかしこれ、Sさんが膝を痛めた直後に、こういうアドバイスを受けた場合、どうでしょう。
もっといえば、Sさんが治療に掛かる前の段階で、そういうアドバイスを言われてたりしたら…?
正直言えば、ちょっと怖いですね。
どっちがいいか分からない時
そんなときは、それをやってみて「痛いかどうか?」で判断するのも一つの方法です。
痛くなければ、とりあえず致命的な状態ではない可能性が高いです。
逆に痛ければ、症状が悪化するリスクがあります。
こうやって判断してみる。
これは単純に、身体にとってリスクがあれば「痛み」という信号を発信するように出来ているので、それを基準にしてみよう、ということです。
しかし、たま~に「逆」ということもあります。
例えば、そんなに痛くないけど、動いていたら段々痛くなってしまった…とか。
こういう場合、その一例として「関節の捻じれ」があって、そのまま使い続けて悪化してしまう・・・などです。
ですから、絶対的な判断方法ではないよ、ということはお気に止めて頂いた方がいいですね。
あくまでも「一つの方法」なので。
専門家に聞こう!
ということで、そういうときのために「専門家」がいます。
わからないときは専門家に聞いてみましょう。
だたし、注意点が。
専門家でも「テレビでこう言ってたから」というのは、話半分で聞いておくのが吉だと思います。
ありがちなのが、掛かりつけの先生よりもテレビに出ている先生の話を聞いてしまうこと。
もちろん、掛かりつけの先生が絶対で、テレビの先生が違う!というわけではありません。
ただ、掛かりつけの先生は「あなたを知っています」。
テレビの先生は「あなたのことを微塵も知りません」。
ほとんどの場合、実際に症状を診ないと分からないです。
同じ専門家ではありますが、どちらがあなたにとって信用度が高いでしょうか?
この辺りも、気を付けるようにしてみてくださいね。
どうしていいか分からない・こういう風に言われたんだけど…なんていうとき。
ぜひ当院にご相談ください。
あなたのお悩みに少しでも寄与できるように、お手伝いさせていただきます!
それでは!
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溝 田 接 骨 院
院 長 溝 田 博 之
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