【テニスボールでのマッサージ】

こんばんは、溝田接骨院・いんちょーです。

急に冷え込みを感じる昨今ですが、みなさん、体調いかがでしょう?

わたくしはこの先週末、大阪までセミナーに行ってまいりました。
当然宿泊するんですが、いつも宿泊先に「加湿器」を頼みます。

ホテルなどの建物って、部屋の中は乾燥しやすいんですよね。
なので、今回も加湿器をお願いしました。

…でも、ノドをやられてしまいました。
これからの時期、乾燥が続きますので、お気を付けくださいね。

 

よくある方法(テニスボール)

今日のタイトルです。テニスボール

よく聞きますよね?
腰の痛みに対して、テニスボールをグリグリする方法。

 

腰の痛みで来院されたXさん。
週末にゴルフがあるので、なるべくラウンド(コースを回る)できるようになりたい!ということで、来院。

3日ほど治療しましたかね。
ぼちぼち痛みも少なくなり、スイングをしても痛みがない状態になりました。
ただ、「完全にOK!」ではないので、無理はされないようにとお伝えしました。

 

さて、その週末ゴルフを楽しまれたXさん。
ラウンドは出来ました。
ただやはり途中で重痛くなってしまいました

ゴルフ場は山あり谷ありで、基本は歩きます(移動でカートは使いますが)。
総距離も、おおよそ5~6kmあります。
とはいえ、右いったり左いったりで、まっすぐ進むわけではないっていう…。

となると、そこそこの距離を歩くことになります。
1ラウンドするだけで、体重も5キロくらい落ちたりします(わたくしの場合)。

そう考えると、腰の痛みが多少なりあることで、容易に負荷が掛かることは想像に難くないと思います。

ということで、このXさん。
帰宅後も「痛いなぁ…」となりました。

 

そこで、ご友人からのアドバイスをもらいました。

「テニスボールでグリグリやると、楽になるよ。いつも私もやってるし」

…来ました。悪魔のささやき。

Xさんは、早速テニスボールをわざわざ買いに行きます
帰宅後2つのボールの上に腰を当てて寝て、グリグリ始めました

当然痛い部分にグリグリするわけですから、やはり痛い。
でも「これで楽になる」と聞いていたので、一日中、一生懸命取り組みました。

その結果、痛みは悪化し、普通に歩けなくなってしまいました

 

これいいわよ!という周りの声

「もっといい治療法があるわよ」という知人から心を守るには
↑すこし前に、Facebookでシェアされていた記事です。

この記事は、ガン治療に関してのお話です。
結局は、コレに尽きます。

オススメしてくれた方は、当然善意で言ってくれたはずです。

はい、どうぞ

でもそれが、Xさんにとって、むしろ悪い状態にさせてしまいました。

おそらくそのご友人にとっては、その方法が「楽になる方法」としてやっておられたんでしょうね。

ご友人とXさん。
何が違ったのでしょう。

 

なぜダメなのか?

おそらくご友人は、普段から「腰が痛い」という可能性があります。
いわば慢性腰痛です。

このタイプは、往々にして筋肉や筋膜といった部分が硬くなる…いわゆる「張っている」感じになっていることが多いです。

この筋肉が緩むと「楽」になった感じがします。

そう、「感じ」がするんです
実はこれ、あくまで「感じ」であって、「楽になった」ではないのです。

グリグリすることで、一時的に筋肉が「壊れます」
とりあえず壊れていても、カチカチな状態ではなくなりますから、「緩まった~」と感じます。

が、その実態は筋肉・筋膜といった部分を、破壊しているだけです。
これを「挫滅マッサージ」と言ったりします。

これを繰り返すと、その壊れた筋肉は修復をするのですが、その際に硬くなっていってしまうんです。
当然、また硬くなるわけだから、グリグリする。
すると、どうなるか?
もう、おわかりですね?

 

なにが正しいのか?

この「テニスボールでグリグリ」は、組織を壊していきます
もちろん、軽く当てて転がす程度の弱い力であれば、大丈夫でしょう。
それを以て「筋膜リリース」と称する場合もあるくらいですから。

ただ、人の心理としては「早く治りたい」からこそ、より強くより長く、となってしまいます。
その結果起きるのが、挫滅。いわゆる「組織が壊れた状態」。

 

Xさんの場合は、ラウンドしていて痛みが増したのですから、運動によって腰に負担が掛かり痛めてしまったと思われます。
つまり軽微ながらも損傷を伴った可能性があります。

 

そのように痛めた部分に、上に書いたグリグリをやったら、当然もっと壊します。
その結果が、「普通に歩けなくなった」状態を作ってしまいました。

決して「自分がよかった」から、みんなもOK!ではないということですね。

 

適切な処置って、やはり大事

無理な話ではありますが、そのご友人がXさんの腰の痛みの原因や病態が分かるならば、テニスボールは勧めなかったはずです。
でも「自分がやってて楽だから」となったところが、今回の「痛みの悪化」に繋がってしまいました。

つまりは、正しい知識と判断が必要ですよね、ということ。

そんな時のために、専門家がいます。

人の身体は、かなり複雑
「腰が痛いんだ → 硬いですね。ほぐしましょう」
なんて単純な話ではありません。

むしろ今回のように、場合によっては「悪化」させてしまうものもあるわけです。

こういう場合、どうしたらいいのだろう?
なんて感じたとき。

そんなときは、当院へご相談ください。
きちんと「結果」だけではく「原因」をさがして、それに対して治療を行っていきます。

困ったら、いつでもご連絡くださいね!

それでは!

 

11月24日( 骨盤ケア教室
を行います。
 
予約制です。
 
時間16:00~16:45 / 4~5名

参加費:  初 回 700円
      (テキスト代込)

    2回目以降 500円
 
ひめトレ」をお持ちの方は、ご持参くださいね!
 
お問い合わせ、ご参加のご連絡等は、下記から承っております!
・受付窓口
・電話・Fax 042(725)2948
問い合わせフォーム
Facebookからのお問い合わせ
 
お問い合わせ・ご参加、お待ちしております。

▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
     溝 田 接 骨 院
      院 長 溝 田 博 之

  ~ お問い合わせはこちらから ~
   電話・FAX 042(725)2948
   https://mizota-sekkotsuin.com
   info@mizota-sekkotsuin.com
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼