こんばんは、溝田接骨院・いんちょーです。
今日のタイトルですが。
よくあるんです、コレ。
誰かが何かを言ったがために…ってこと。
今までにも何回かこの手の記事を書いてるのですが、今回もありました。
以前書いた記事はコチラ↓
https://www.facebook.com/mizotasekkotsuin/posts/1708447719468416
良かったら、読んでみてください。
個人的には、かなり大切な事を書いてる(つもり)ので。
ということで、しつこいようですが、また書きます。
なぜなら、自分が治療を通じて届けたいと思っていることだから。
【ちょっとした痛みが、大きな不安に】
この患者さんのJさん、3週間くらい前から腰から足にかけて「しびれ」が出ました。
と同時に腰にも痛み。
症状がみられるのも「決まった時」が多かったため、まぁ大丈夫かな…なんて思っていたそうです。
あるとき、お知り合いの方に「もしかしたら、脊柱管狭窄症じゃない?それって手術しなきゃいけないのよ」というようなことを言われたんだそう。
そこから「え…将来歩けなくなったらどうしよう…」と急に不安に。
どうしよう…
そりゃそうですよね。
ちょっとしたしびれ感や腰の痛み程度…と思っていたものが「手術」だなんて。
しかも歩けなくなったらどうしよう…と考えてしまうのも無理はないです。
ここが「怖いところ」。
おそらくお知り合いの方は「よかれ」と思っておっしゃったと思うんですよ。
その中でも「腰からしびれが…」というのが、その方にとってはイコール脊柱管狭窄症の症状として知っていたことでしょうから。
しかし、それによってJさんは「将来歩けなくなるのでは…」という不安と恐怖に駆られてしまったわけです(あ、ちょっと大袈裟?)。
【症状は同じなのに】
当初(3週間前)感じていた症状と、初診来院時に感じた症状って「変わってない」んですよ。
これ、どういうことか?
同じ症状なのに、かたや「まぁ大丈夫かな~」、かたや「歩けなくなったらどうしよう」。
感じ方が全く正反対。
なんでこうなるんでしょう?
【何が問題か】
ちょっと前に書いた記事です↓
【テニスボールでのマッサージ】
https://mizota-sekkotsuin.com/archives/1289
この中で書いたように、中途半端な知識で「これじゃないの?」と言ってしまうこと。
もちろんその起点は善意なのですが、「中途半端」な善意は多くの場合、いい結果をもたらしません。
Jさんの場合、脊柱管狭窄症でみられる「間欠性跛行」という症状が一切みられません。
もうこの時点で、ゼロとは言えないものの、脊柱管狭窄症の可能性は相当に低いものとなります。
そのお知り合いが「間欠性跛行」を知っていたら、たぶんこの病名は出なかったはずです。
しかしJさんは、MRIなどで検査したわけでもないのに、その善意の「一言」で、一気に不安に駆られてしまったんです。
いらぬ不安を抱えてしまったわけです。
そう、これ、「いらない」んです。
いや、もう、いらんし。
【わからない時は、わかる人に聞くのがいいんじゃない?】
そこで、Jさんは「どうしようどうしよう」となります。
整形外科も考えたそうですが、以前当院でよくなったこともあって、ご来院いただきました。
というのも、以前整形で「辷り症」といわれて、今回と同じようなことがJさんにはありました。
その時にご来院いただきまして。
どうみても「辷り症」が原因の症状ではなかったんですね、それ。
なもんで、当院で治療して、ちゃんと改善しました。
それもあって、今回「まずは」といってご来院いただきました。
そんな不安を抱えたJさん。
出ている症状を抑えるのは、当然ですよね。
でもまずJさんに提示することは「大丈夫です」ということ。
つまり「安心感」です。
そこで、ひとつひとつ問診と体感とその理由をご説明しました。
それによってJさんは不安が解消されたようです。
帰りには「あぁ、やっぱり来てよかった。安心した~」と言っていただけました。
あぁ、よかったぁ~
【痛みと不安はつながっている】
痛みというのは、それ自体、イヤなもんですよね。
でもまぁ、大したことないものであれば、そこまで…なわけですよ。
もちろん、症状が強ければ治療になりますが、ちょっとした擦り傷程度とかであれば、様子みますでしょ?
ただちょっとした「一言」が、その「痛みに対する感覚」を強めてしまうんです。
それが「不安感」でも同じことが言えます。
不安があればあるほど、その症状の強さまで変えてしまうことも、よ~くあります。
(この辺は、脳の中の「扁桃体」って部分が有名ですね)
【そんなときは、専門家に!】
ということで。
ただ「やみくも」な情報などは、不安をあおるだけってことが往々にしてあります。
(一次情報や二次情報と言われるものに代表されますが、この辺の話はまた…)
つまり「わからない」から「不安」になる。
じゃあ、分かったら少なくとも「安心」は出来ますよね?
わたくしは治療を通じて、その「安心」を届けたいなって思っています。
もちろん、わたくしがすべて分かっている!なんてことは微塵も思ってませんし、むしろ分からないこと・知らないことの方が、よほど多いです。
治療家は、みんなそうです。
だから、医者であれ我々であれ、みんなずーっと勉強を続けるんですけどね。
(自分も師匠に、この仕事に進んだときに「この仕事は本当に死ぬまで、一生勉強が続くからな」と言われたもんです)
なのですべてを説明したり解決できるわけではありません。
ただ、専門家としてお話できる部分は、それなりに持っているつもり。
その範疇を超えることもあります。
「ん~、それはわかりません」って。
そんな時は、それなりの「専門家」にちゃんとお願いしています。
痛みや不安を抱えている患者さんへ
すこしでも「安心」が持てたら、そのすこしが痛みを変えてくれるかもしれません。
そのすこしが「将来」を明るくしてくれるかもしれません。
そんなお手伝いを、わたくしはしています。
痛みに困ったら、ご相談くださいね。
楽しい人生、歩みましょう!
それでは!
◆お知らせ◆
今週末の12/22(土)は、セミナー参加のため休診とさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
◆年内最後です!◆
◆12月29日(土) 16時~
→ 骨盤ケア教室
ご参加、お待ちしてます!
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溝 田 接 骨 院
院 長 溝 田 博 之
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