【見えない痛み~ファスナーと痛みの関係】

お知らせ

こんにちは、溝田接骨院・いんちょーです。

当院が意識しているものの一つに「見えない痛み」があります。
たとえば、レントゲンに写らない「痛み」とか、パッと見ではわからない「痛み」とか。

今日はそれがどういうものか?と、どうしたらいいのか?をお伝えしたいと思います。

異常なしと言われたけれど…

よく患者さんにうかがうのが「レントゲン撮ったけど、異常なしって言われた」というセリフ。

痛いということは「何かしらの異常があるはず」ですよね。
しかし「異常がない」

多くの方が「そう言われた」で済ましているかもしれません。

しかし、痛みという異常信号が出ているのに正常って、矛盾していませんか?
これってどういうことなのでしょう?

レントゲンという「画像」では異常がない…つまり「見た目は正常」ということです。
これはこれで大切なことです。
形としては正常ということですから、その点は安心できます。

でも患者さんの抱えている問題はそこではありません
「痛い」ことが問題なのです。

つまり患者さんにとっては、「見た目が正常であるかどうか?」よりも「痛みを何とかしてほしい」んですよね。

では、見た目が正常なのになぜ痛むのでしょう?

痛いのに異常がないとは?

いわゆる「ケガで損傷した」とか「変形している」とかの「形状の変化」が見られれば、それが痛いであろうと判断が付きますよね。

たとえば転倒して手を付いたら手首が折れて曲がってしまった…とか。
誰が見ても「そりゃ痛いよね」って分かります。

これでレントゲン撮れば「骨折している像」が写るはずです。

つまり、異常があれば目に見えるはず、と考えるわけです。

これは先日とあるセミナーでうかがった話なのですが。

西洋医学は「顕微鏡から始まった」のだそうです。

つまり「目で見て変化がある」と見えたものが、「正常とされるものと異なって」いれば異常である、と見るのが西洋医学の出発点なのだそうです。

ですから、レントゲンに「形」として写っていなければ異常ではない、と判断されるのは至極当然なのかもしれません。

でも患者さんが痛みを訴えることがしばしば見られます。
ここに「痛いのに異常がない」という「ズレ」が生じます。

ファスナーと痛みの関係

たとえば、ファスナー。別名チャック・ジッパー。

ズボンのファスナーとか、小銭入れのファスナーとかありますよね。
自分が最近一番目にするのは、洗濯ネットですが。

これ、スムーズに閉められず引っかかった経験、ありません?
で、ちょっと戻してやりなおすと、スムーズに動いて「おぉ、よかった」なんて。

逆にムリして「んぐっ!んぐっ!」っとやって壊してしまった経験もある人もいるかもしれませんね。
…えぇ、私です。

まさにコレです。

この引っかかってしまった時は、まだファスナーは破損してませんよね?
しかし閉めるという機能が働きません

で、戻してみたらちゃんと閉められました。

さて、このファスナーをレントゲンで撮影したとしましょう。

ただのファスナーが、閉じ途中のY字の状態で写るだけですよね。

なにしろ「形状は正常」ですから、あぁ途中で止まってるだけだね~と。

つまり「異常がない」と考えます。
しかし、引っかかってる。

どういうことかというと。

ファスナーという「物理的な構造体」は正常だけれど、上手く動かないのはたまたま引っかかっただけ

つまりこの引っかかりそのものはレントゲンには写りませんから(動かさないと分からないですよね?)、そのまま判断されちゃうと正常!で片付いてしまうんです。

もちろん、そこで無理をすれば壊れてしまう…身体で言えば、損傷を来すということです。

どうやって痛みを取るの?

この引っかかりの原因が、当院の治療対象として重視している「筋膜」によるもの、と思ってください。

そこでその引っかかりの原因=筋膜の「動きの悪さ」を見つけて、その「タガ」をはずし(リリース)、スムーズに動けるようにして本来の機能を取り戻します

つまり「形」や「画像」など目に見える痛みではなく「動きで見られる」、あるいは「(本人が)感じることしか出来ない」不具合を取ることで、「異常なしだけれど痛い」という状態から抜け出すことが出来るわけです。

これを取り除くのが、当院で行っている治療になります。

要するに、形やモノとしては正常だけれど、うまく「機能していない」部分があればそれを見つけ出し、そこにアプローチして本来の状態に近付けていくことで改善を図っていく…というものです。

ファスナーでいえば、壊れたところを修繕するのではなくうまく動くように「調整する」ような感覚ですね。

こういった症状が多くみられるものの特徴として「慢性的な痛み」があります。

うまく機能していない部分をそのまま使い続けることで、いつも痛みを抱えてしまっている状態。
さらに使えば「壊れてしまう」。

そんな方にぜひ当院の治療を受けていただきたいと思っています。

「引っかかったファスナー」に、湿布を貼ったり薬を塗ったり「様子見」するのではなく、動くように調整してみるのも一つの方法です。

それこそ、ずっと変わらないのであれば、今までとは違う視点からアプローチしてみませんか?

「こういう痛みなんだけどどうかな?」とか「なんで痛いのか分からずに、どうしていいか困っている」なんていう方。

ご相談なども承っておりますので、まずはご連絡ください。
そんなあなたのお役に立ちたいと思っております!

それでは!

◆おしらせ◆
8月21日(水)より25日()まで休診とさせていただきます。
痛みやケガ、身体の不調などでお困りの方!
ぜひこの機会にご連絡くださいね!

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   溝 田 接 骨 院
     院 長 溝 田 博 之

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