【自分でほぐしても気持ちよくないのはなぜ?】

お知らせ

こんにちは、溝田接骨院・院長です。

最近は「セルフマッサージ」など、ご自身で身体をケアする方法が溢れています。
当院でも「セルフケア」をご指導させていただいたりしています。

たとえば、「ここをこうするとラクになりますよ?」といった具合に、自分で出来るケアがあるといいですよね。

しかし、実際に「こうする」のだけれど、どうも自分でやるとあんまり…なんて経験ありませんか?
今日は、なぜ人にやってもらうといいのに、自分でやるとイマイチなんだろう?についてです。

やってる割には…

当院では、セルフケアのひとつとして「皮膚をつまむ」があります。

施術後、セルフケアとして「ここをつまんでみてください」とお伝えし、実際に動かしてもらうと、あまり痛くなかったりします。
じゃあこれをすればいいじゃん!となり、「つまむ」ことをセルフケアとしてご自宅でやっていただきます。

しかし「自分でやってるんだけど、あんまり…なんですよね」
人にマッサージしてもらうと気持ちいいけれど、自分でやっても気持ちよくない…なんてよく聞きます。
なぜ同じことをしているのに、反応が違うのでしょう?

違いは「脳」

誰かに「わきの下」をコチョコチョされると、くすぐったかったりしますよね。
しかし自分でコチョコチョしても、「…別に?」ってなります。

この違いは「脳」の働きにあります。

たとえば、自分で何気なく脇の下に手を伸ばしてくすぐります。
この時、本人は「何気なく」しているつもりですが、脳は「分かってる」んです。

実際にくすぐる前から、脳は「よし、今からくすぐる動作をするぞ!」と考えています。
まずは何処に手を持っていくか?を考え、そのためにはどの筋肉を動かしどのくらいの力とスピードで、どの方向からどのように「わきの下」に手を持っていくか?を事前に考えているのです。

考えてみたら当たり前ですよね?

仮に本人が気づいていなくても、身体は「脳」が命令を送るから動けます。
つまり本人より先に「脳」は知っているんです。

しかも、その場所を決めた時点で、そこの筋肉などが緊張します。
意識しただけで、反応するんですね。

よく筋トレなどで「鍛えている筋を意識してトレーニングしましょう」なんて聞いたことありませんか?
脳で意識をすると、その部分の筋肉やそのほかの組織たちも「意識」をするんです。

わきの下で言えば、そこに手を持っていく、と考えた時点で、すでにわきの下の筋肉や皮膚は「手が来ることを分かっている」のです。
だから身構えて「待ち」の姿勢でいるのです。

来るのが分かっていて身構えていますから、仮に手が来てコチョコチョしても「はいはい、知ってますよ」ってなるわけです。

他からの刺激には準備できない

では、他の人がくすぐった場合はどうでしょう?

誰かにふとくすぐられたとします。
その時、自分の「脳」はくすぐりが来るなんてことを知りませんので、準備できません。
だから触れられると、ビクッ!として反応しますよね。

しかもコチョコチョも「どこをくすぐられるか」「どのくらいくすぐられるか」が分かりませんので、言ってみれば準備できずにアタフタしてるようなもの。
なので、くすぐられることが分かっていても、やはりムズムズしてしまいませんか?
準備が出来ないと、感覚(くすぐったい)は過剰に反応してしまうんです。

逆に言えば?

自分でセルフケアしても足りないなぁと感じるのは、ココです。

先の例でいえば、つまんで楽になるケアだとしても、つまむ場所が分かっているから、その場所は緊張しますよね。

つまんで「ゆるみ」を作って楽にしたいのに緊張してしまうから、緩めるための刺激を加えようとしても、反応が鈍るんです。

これを、他人がやるとしたらどうでしょう?
もうお分かりですね?

身構えて準備できないので(どこをどうするか予測がつかないので)、緊張のしようがありません。
だから緩めるための刺激を、身体は素直に「緩める」につなげられる、というわけです。

緊張しているところを緩めようとしても、難しいですよね?
リラックスしている方が、当然緩めやすいです。

分かりやすい例を

患者さまに言われて、おお!それはいい例!ということで、拝借します(笑)。

患者さま曰く「むち打ちと一緒ですね」

急に後ろから追突されると、むち打ち損傷を起こします。
しかし、これから後ろから追突するよ~って分かっていると身構えられますよね。
そうすると、首が踏ん張る準備をしますから、追突されてもむち打ちにはなりにくい
(あ、程度の問題はありますけどね)

あるいは、「膝カックン」
あの、後ろから膝後ろをツンっ!ってやるやつ。
あれも急にやられると崩れますが、来るのが分かっていれば緊張して身構えるのでカックンといかずにすみます。

じゃあセルフケアって意味ないの?ってなりますが、そんなことはありません。
何もしないより、はるかにいいです。

というか、しないと「(悪い状態の)元に戻る」ことがほとんどです。
なので、セルフケアはやっていただきたいです。
しかし、やはり限界があります

自分だけじゃムリだからこそ

だからこそ「自分で出来るから、自分でやります!」ではなく、誰かの「手」を利用してほしいのです。
そのために存在しているのが、私たち治療家であり、治療・施術なのです。

自分で出来る範囲はもちろんケアしてほしいのですが、それを超えた部分に至っては、やはり治療が必要です。
そんな時は、一人で解決しようと思わず、ぜひ「人の力」を借りてください。

ほとんどの場合、自分「だけ」で済まそうとすると(様子を見る…を含む)、うまく行かないか、最悪「悪化」したり「慢性化」します。
それを避けるためにも、早めに治療に掛かってくださいね。

当院では、「本当に悩む・何とかしたい」とお考えのあなたのサポートをしたいと思っています。
ぜひ、ご連絡ください。

それでは!

◆お知らせ◆

【骨盤ケア教室、やります!】
今週末に行う、「ひめトレ」「リアラインコア」を用いた”骨盤ケア教室”を行います。
詳しくは、コチラ↓
https://mizota-sekkotsuin.com/archives/3015
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時間変更など
★8月1日(土)より、引き続き従来通り20時までの診療(19:20迄の受付)とさせていただきます。
★当分の間は「完全予約制」を継続させていただきますので、ご来院の際は予めご予約を賜りますよう、宜しくお願い致します
★ご来院の際は、必ずマスクの着用をお願いいたします
★急患などはこの限りではございません
★ご予約は、お電話(042-725-2948LINE公式アカウントより承っております
★当院では新型コロナ感染対策として
 ・手指や各所の消毒
 ・換気
 ・必要に応じてフェイスシールド
 ・体温検査
 ・ソーシャルディスタンスの維持
 ・患者さまの「重なり」を極力避ける 等々
といった対応をさせていただいております。
今後も必要なことがあれば、都度可能な限り対処してまいります。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします

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    溝 田 接 骨 院
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