こんにちは、溝田接骨院・いんちょーです。
ちょっとご無沙汰してしまいました…。
新しいPCが欲しい今日この頃です。
さて。
患者さんで弓道をやっている方がいらっしゃいます。
ビシッ!とかっこいいですよね。
弓道では、「跪坐」というしゃがんだ姿勢を取ることがあるのですが、その姿勢を取ると足の趾(ゆび)の付け根に痛みを感じるという症状。
いや、今回はその痛みについて…ではないんです。
この痛み、周りで結構いらっしゃるらしく、だんだん跪坐をしなくなることがあるようなんです。
実際やると結構しんどい姿勢なのですが、いわゆる「(弓)道」という部分で、これも「耐えるものだ」とずっと頑張ってきたそうです。
武道で耐えるもの
武道の類では、精神を鍛える意味で「耐える」・「忍耐」というものが求められます。
もちろん、日々の練習の中で鍛え上げられていくのですが。
この時、何に対して「耐える」のか?という部分。
精神的な辛さを克服し耐える!という「メンタル」な部分への忍耐を鍛える。
これはもう、至極真っ当です。
禅での修行もコレですよね。
無の境地ですね。
で!
その中に「痛み」を伴うこともあるわけです。
この痛みに耐えて、そこでも「精神力」を鍛える・痛みに耐える「精神的強さ」を鍛える、といった具合に。
もちろん、これもすごく「精神力」を鍛える意味では大事な事です。
(あ、パワハラとかイジメは問題外ですよ)
武道で鍛えるもの、と思っちゃってるもの
ここで「痛み」に対して耐える、ということがあると書きました。
例えば「空気イス」。
もう、プルプルもんですよ。
やったことある人も多いと思います。
壁を背にして、まるで椅子があるかのように座った「体」で、その状態を維持する、ってやつ。
(サッカー部時代にやらされて、ただツラかった覚えが…)
あの時に、モモなどに痛みを感じたりすることもあります。
この時の痛みに「耐える」ことで、トレーニング…精神的にも筋肉的にも鍛えられます。
な・の・で・す・が・!
ここで間違えてしまいがち。
間違った使い方や、無理な負荷によって痛みを発生させて、損傷を伴う「けが」をしても、無理してでも「この痛みに耐えなきゃ…」と頑張っちゃう人もいたりしますが…。
それは違うのですっ!
耐えるべきではないもの
こういった痛みは「損傷」を伴っています。
負荷が「掛かり過ぎ」ることで、様々な組織にキズを負わせた結果、痛みを発しています。
なので、間違った使い方で痛めているものを、そのまま耐えることが「忍耐を鍛える!」のではなく、むしろ悪化・常態化させているという事なんです。
そうならないために
ですから、ここは「耐える」ことをするのではなく、損傷を治してちゃんと機能するものに戻す必要があります。
と同時に、間違った使い方をすれば、また痛めてしまうということですから、それを正すことが大切です。
この「正しい使い方」や、それを実現する為の「改善」を図ることの方が「耐える」ことかもしれません。
だって、その間多少休む必要があったり、地味な修正の繰り返しに耐えなきゃいけないですから。
痛みは、耐えるものではなく、治すもの。
痛みがくりかえすようであれば、もしかしたら「耐える」のではなく「正す」必要があるかもしれません。
そんな時は、ご相談くださいね!
それでは!
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溝 田 接 骨 院
院 長 溝 田 博 之
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