【「補助」が「邪魔」をする】

こんにちは、溝田接骨院・いんちょーです。

街の雰囲気も年の瀬を感じさせるようになってきましたね。
今朝も車で走ったのですが、人も車も少ない。
世間的には今日から年末年始のお休みが多い様子。
一年間のご自身の働きを労ってあげてくださいね。

さて、今日のタイトル。補助が邪魔
補助するはずなのに、邪魔してる、みたいなことです。

とある患者さんのお話。

膝が痛くて来院中。痛いんだけど、無理してテニスをやってらっしゃる、という感じ。
まぁ、動ける程度であれば、多少痛くてもやりたいですよね。

で、痛くなる訳ですが。
例えば膝を伸ばしても痛いし、曲げてしゃがむことも痛みで出来ない。
夜中にも激痛で目覚めてしまったり、寝られなかったり。

で、当院で大活躍のメディセル(←この機械については、また改めてご紹介しますね!)でスポスポすると、伸ばせるししゃがめるし痛みがほぼ消失します。

しかし2日して来院すると、昨日の夜また激痛で寝られなくて…のような状態。

大体こういう場合、その方の日常生活の中で、繰り返しあるいは習慣的に負荷の掛かる使い方をしていることが殆ど。
でもそういったものは習慣的・日常的に行っている動作・行動なので、本人も何が悪いか分からない(いつもやってることだし、みたいな)ため、その原因に気付かないです。

今回もそういう類だな?と思ったのですが…。
どうも話を聞いてると、多少負荷の掛かる動き方はしてるとは思うのですが、「激痛」にまでなるか?となると、どーも腑に落ちない…。

そんな感じで、お話をしていると「」ということが。

普段テニスをするときは、某メーカーのコンディショニングウェアを着てプレイされます。
また膝が痛いため、更にその上から膝サポーターをしています。
そのサポーター、着ける時もですが外す時も痛くて、特に外す時は毎回激痛。しかも以前から。それが夜まで、あるいは翌日まで続く状況。

そこで、不安があるとは思いますが、サポーター外してテニスをしてみてください、とお願い(コンディショニングウェアはそのままま)。

翌日。

痛くなかった~!との事。また周りの方々も、「いつもより動けてる!」と言っていたそうです。

サポーターは「補助」のはず。にも拘らず、今回は「邪魔」していたんですね。しかも激痛になるくらい。

サポーターは、痛みのある時や、膝であれば関節不安定性がある場合などの「補助」として用いる事は当然ですよね。過去に靭帯損傷している、とか。
ただ、状況によっては逆の作用を及ぼし、更には悪化させてしまうこともあるんです。
腰のコルセットやゴムバンドなんて最たる例。痛く無くなってるのに、ずーっと着けてる、とか。

人の身体は、基本的にそれ自体で完結しています。もし○○(部位)が生物学的に弱い、となれば、進化の過程でそれを補う形に変化・進化するはずなんです。それがされてないということは、それ(今の身体の形)でOKのはず。
つまり、正常であればいらないシロモノなんです。
ただその正常っていうのも、「正しく体が使えている」状態を指すのであって、痛くなくても間違った関節や体の使い方をしていれば、いずれ痛めます。そのためにサポーターを…という事もあるのですが、その場合、サポーターするんじゃなくて、まずは正しい動き・正しい身体の使い方が出来るようにすべきと、わたくしは考えます。

むやみやたらとサポーターに頼るのではなく、本来完結出来てる「自分自身の身体」で身体を使いませんか???
身体にとっては、それが一番「」なのですから。
サポーターも適材適所が大切。

こういう場合はどうしたらいいの?なんて時は、是非ご相談くださいね!

ということで、今日は接骨院らしい投稿をしてみました。
えぇ、最近「らしい」投稿してなかったので。

さて当院は、明日30日12時まで診療しています。
よろしくお願いします!

それでは!