ぜひチェックを!
こんにちは、溝田接骨院・院長です。
今日はなぜ痛みが続くのか?繰り返すのか?というお話です。
痛みとは?
通常「痛み」というのは、損傷を伴って生じることが多いです。
たとえば捻挫(ひねった)とか骨折などですね。
急に身体の一部などに外力などが加わったことで、筋肉や骨・関節などが損傷したもの=「(急性)外傷」と言われるものです。
接骨院が「保険を使って治療する」のは、こういった怪我に対して行います。
しかし世の中には、こういった急性外傷ではない「痛み」ももちろん存在します。
(当院では、こういう急性ではない痛みに対しては、自費診療にて対応させていただいております)
急性ではない痛みとは?
さて、こういう急性ではない痛みって、上に書いたような「急な負荷が掛かって痛めた」ものではありません。
たとえば「階段を降りるたびに、膝が痛むんだよね」とか「しばらく座っていると、だんだん腰が痛くなるんだ」といったもの。
このタイプの痛みの特徴の一つに、「動く・動かすと痛い」けど「押したりしても、そこまで痛くない」というのがあります。
上の膝の例でいうと、階段を下りる(動く)と痛むけど、その場所を押してもあんまり痛くない…など。
急性のものは、炎症反応として腫れたり赤くなったり熱を持ったりします。
もちろん損傷しているから動かすと痛い。
こういった炎症反応があるから、当然押せば痛みます。
しかし、上の膝の例だとそれ(押せば痛い)が弱かったりあまりない…けれど「痛い」。
その理由を考えてみましょう。
Sさんの例
Sさんは、定期的にお身体のメンテナンスで自費診療にて健康維持につとめていただいています。
もともと痛かった場所もすっかり痛くなくなり、今は元気に歩いておられます。
「…ん?痛くないのに通院しているの?」
と思った方もおられるかもしれませんね。
痛みが取れたからOK!というわけではなく、痛みが取れても「次の痛み」を起こす可能性は常にあります。
それを避けて、よりよい状態で過ごせるように…というのが「メンテナンス」です。
Sさんも痛みがあるからいらしているのではなく、メンテナンスで…ということです。
先ほど「次の痛み」と書きましたが、なぜ治ったのに次の痛みが出るの?ということです。
その原因こそが、タイトルの「痛むのは正しく動いていないから」なのです。
さっそく動きでチェックしてみます。
回旋運動をしていただきました。
動画の左側が介入(施術)前、右が後になります。
左側の動きを見ると、左にはよく回れるのですが、右には回りきれていないのがお分かりでしょうか。
Sさんは現在、痛みを訴えておりません。
が、しかし!
この動きの差=正しく左右が動けていないから、痛みを生じる可能性があるんです。
そこでちょっと介入(施術)しました(右側)。
すると、先ほどに比べて、右がしっかり回りきれているのが分かります。
また回っていた左回旋もより回れていますし、姿勢もよくなっています。
痛くない=それでよし!ではない
痛くないし、回れてるし…と思っていても、本当は「もっと」「より」回ったり動けたり出来るのかもしれません。
しかし人は「痛くない」=「正常」と考えるので(間違ってはいませんが…)、正しく身体が動いていなくても、痛くなければ問題ないと思ってしまいがち。
でもこのSさんの例のように、痛くないけど「ちゃんと」動けていないと、将来的にどこかしらに負担をかける(代償動作といいます)ことで、次なる痛みを起こしてしまうのです。
これが最初に膝や腰の例で書いた「動いた時にだけ痛む」という、繰り返したり長引いたりする痛みの原因です。
まとめると…
動きに差があるから、痛くなります。
だから、動く・動かすと痛むわけです。
なので痛みを減らすためには、よりよく動ける身体にしないといけないってことなんですね。
困ったことに、身体はクセがあるので、一旦正しい動きが出来たとしても、またクセのある今までの動きに戻ろうとします。
そうならないためにも、普段からよりよく健康的に動ける=よりよい生活を送ることが出来るように「維持(=メンテナンス)」する必要があるんです。
同じような痛みがずっと続いていたりする場合、「患部」ではなく「正しくない動き」が存在している可能性が高いです。
そういった痛みでお困りの方、一度ご相談ください。
正しい動きが出来るようにして、よりよく健康的に過ごせるようになりましょう。
それではまた!
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